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冨安健洋を引き抜いたボローニャ幹部が退任、地元紙「トミヤス獲得が唯一の勝利」と紹介

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 ボローニャは27日、テクニカルディレクター(TD)を務めるバルテル・サバティーニ氏が契約満了をもって退任することを、クラブ公式サイトを通じて発表した。

 過去にローマやラツィオ、サンプドリアなどでディレクターを務めてきたサバティーニ氏は、2019年6月にボローニャのTDに就任。翌月には指揮官のシニシャ・ミハイロビッチの白血病が発覚したが、サバティーニ氏はセルビア人指揮官のリモートによる指導を支え、チームは2シーズンにわたって安定した成績でセリエA残留を勝ち取っている。

 しかしボローニャは今シーズン、8月のコッパ・イタリア1回戦でセリエBに昇格したばかりのテルナーナに4-5で敗れて敗退。当初、退任を検討していたサバティーニ氏は「こんな試合の後でチームを去ることはできない」としてチーム残留を決断した。

 ところが26日、セリエA昇格組のエンポリに2-4で敗戦。クラブ側が契約延長を見送り、一転してサバティーニ氏の退任が決まった。

 地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』は、そんなサバティーニ氏の功績として2019年夏の日本代表DF冨安健洋の獲得を挙げた。「唯一の本物の勝利はタケヒロ・トミヤスにまつわるものだろう。2019年夏にシントトロイデンから700万ユーロ(約9.1億円)で獲得し、ほんの数週間前に2000万ユーロ(約26億円)+ボーナスでアーセナルへ売却した」と紹介。今夏に上海海港から獲得したオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチと冨安の2人が「メルカートにおける喜び」だったことを振り返った。

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