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清水がJ1残留へ価値ある勝ち点3!! サンタナ&カルリーニョス弾で好調福岡を破る

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FWチアゴ・サンタナが先制ゴール

[10.2 J1第31節 福岡1-2清水 ベススタ]

 J1リーグは2日、第31節を行い、清水エスパルスアビスパ福岡を2-1で破った。降格圏との暫定勝ち点差を6に広げ、残留に向けて一歩前進した。

 ホームの福岡は3試合連続ゴール中のFWフアンマ・デルガドが累積警告のため出場停止となり、FWブルーノ・メンデスが7月10日の第22節・横浜FM戦(●0-2)以来、約3か月ぶりの先発出場。対する清水は負傷から復帰のMFカルリーニョス・ジュニオが7月17日の第18節・川崎F戦(●0-2)以来、2か月半ぶりに先発した。

 直近5試合で4勝1分の福岡に対し、1勝1分3敗の清水。この一戦に向けた戦績では対照的となった両チームだが、試合の主導権を握ったのはアウェーの清水だった。

 まずは前半20分、DF原輝綺のクロスボールはファーサイドで阻まれるも、クリアが甘くなったところをFWチアゴ・サンタナが拾ってすぐさまシュート。惜しくもクロスバーを外れたが、右サイド狙いの攻撃がさっそく形になった。

 そして飲水タイム明けの前半27分、清水が試合を動かした。右サイドMF西澤健太のドリブル突破はDFドウグラス・グローリーに止められたが、競り合いの中で生まれたセカンドボールがFW藤本憲明に収まり、右足でミドルシュート。地を這う軌道のボールは福岡GK村上昌謙の横っ飛びに阻まれるも、跳ね返りをT・サンタナが決めた。

 その後も清水が主導権を握り続け、良い形でハーフタイムへ。福岡は後半開始時、B・メンデスに代わってFW渡大生を投入し、戦況の打開を試みた。

 ところが後半3分、次に試合を動かしたのも清水だった。T・サンタナのポストプレーから再び右サイドに展開し、西澤がゴール前に高い弾道のクロスボールを送ると、これに反応したのはC・ジュニオ。飛び出してきた村上よりも早くボールにアプローチし、歩幅をうまく合わせたボレーシュートでネットを揺らした。

 福岡は後半17分、3枚替えでFWジョン・マリ、MF田邉草民、FWジョルディ・クルークスを一気に投入。それでも清水の流れは変わらず、同20分にはMF松岡大起のミドルシュートがクロスバーを叩いた。跳ね返りを拾ったFWディサロ燦シルヴァーノのゴールはオフサイドで取り消されたが、なおも良い流れを保った。

 それでも終盤、暑さの中でも出足が落ちない福岡が徐々に圧力を高め、敵陣で試合を進める時間が増えていく。そして後半36分、左サイドを攻め上がったDF志知孝明のクロスにジョン・マリが反応。凄まじい跳躍力で胸の高さのボールにボレーで合わせ、GK権田修一が弾いたボールを押し込んで1点を返した。

 その後も終了間際までパワフルな攻撃を繰り広げた福岡だったが、同点ゴールは入らず。最後は守備固めでDF鈴木義宜を入れた清水がリードを守り切り、残留に向けて大きな白星を奪った。

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