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キャプテン瀬古からセットプレー2発!! 横浜FC、“30周年”鹿島攻略し最下位脱出

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MF瀬古樹が先制ゴール

[10.2 J1第31節 鹿島1-2横浜FC カシマ]

 J1リーグは2日、第31節を行い、横浜FC鹿島アントラーズを2-1で破った。5試合ぶりに勝ち点3を積み上げ、最下位を脱出。一方の鹿島はACL出場権獲得に向け、下位相手に痛い足踏みとなった。

 ホームの鹿島は前日1日がクラブ創立30周年の記念日。節目の一戦では前節の川崎F戦(●1-2)から4人を入れ替え、MF荒木遼太郎とFW上田綺世らが先発に復帰した。対する横浜FCは前節、横浜FMとの横浜ダービーで2-2の熱戦を展開したばかり。最下位脱出に向け、前節2ゴールのFWサウロ・ミネイロが引き続き先発した。

 序盤は一進一退の攻防。それでも先にスコアを動かしたのは下位の横浜FCだった。

 前半16分、屈強なフィジカルを誇るS・ミネイロがペナルティエリア手前左でMF三竿健斗のファウルを誘い、FKを獲得すると、キッカーは主将のMF瀬古樹。右足で放ったシュートをゴール左上隅に突き刺し、今季初ゴールが貴重な先制弾となった。

 その後も横浜FCは互角の展開を繰り広げ、ピンチの場面では東京五輪ドイツ代表GKスベンド・ブローダーセンが好守を披露。すると前半42分、またしても瀬古のキックから試合が動いた。

 今度は右からのコーナーキック。瀬古が蹴り出したボールは鹿島ゴールのニアサイドを襲い、これをMF高橋秀人が絶妙なヘディングでそらすと、ファーサイドに飛び込んだのはFWジャーメイン良。うまくボールに高さを合わせたヘディングで押し込み、2点リードで前半を終えた。

 厳しくなった鹿島は後半開始時、MF和泉竜司とMFファン・アラーノに代えてMF松村優太とMF土居聖真を投入。すると直後、松村のクロスから土居がシュートを放ち、ブローダーセンを強襲すると、こぼれ球から二次攻撃を開始。荒木の折り返しに上田が頭で合わせ、立ち上がりに1点を返した。

 その後は鹿島が主導権を握り、勢いを持って横浜FCゴールに近づく場面が増加。だが、横浜FCもひとたびボールを奪えば巧みなポゼッションで前進を試み、長い時間主導権を渡さない。結局、そのままタイムアップを迎え、横浜FCが2-1で勝利。鹿島は30周年節目の一戦で最下位相手に悔やまれる黒星となった。

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