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首位川崎Fが過酷な5連戦全勝! 登里が感じた一体感「崩れないだろうな」

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決勝アシストのDF登里享平

[10.02 J1第31節 川崎F1-0FC東京 等々力]

 川崎フロンターレが過密日程を乗り越え、連覇へ前進した。韓国でのACLから帰国後、15日間でリーグ5試合を戦う過酷な連戦のラストゲームを勝利で飾り、5連戦全勝。キャプテンマークを巻いてプレーしたDF登里享平は「前向きに、自然と同じ方向に向かっていっている。チームとして一体感を感じている」と実感を口にした。

 前半からFC東京に攻め込まれたが、前半アディショナルタイムにチャンスを仕留めた。左サイドからFWマルシーニョがカットインすると、オーバーラップしてパスを呼び込んだ登里が左足でクロス。FWレアンドロ・ダミアンの先制ゴールを演出した。

「最初はインナーラップをかけようかと思ったですが、(マルシーニョが)中にドリブルするかなと思ったので、そこでランニングの方向を変えたところでタイミングよく、自分の思い通りのパスが出てきた」。今夏加入したマルシーニョとの連携から奪った決勝ゴールに、手応えをにじませた。

 夏には主力だったMF田中碧、MF三笘薫が欧州に移籍し、その後は主力にけが人が続出した。9月にルヴァン杯、ACLと立て続けに敗退したが、そのショックを払拭。徳島戦に3-1で勝ち切ると、鹿島戦、湘南戦、神戸戦はいずれも逆転勝利。5連戦ラストは体を張った粘り強い守備で1点を守り抜き、5試合ぶりの完封勝利をおさめた。

「今回、肉体的な疲労は精神面で補えると思ったんですが、立て続けに敗退したこと、(ACL後の)隔離も含めて精神的にも滅入ったので、肉体的にもすごくきつかった。今までにないくらい、相当削られていったなっていうのは感じていた」。登里がそう明かすほどチームは消耗していたが、過密日程の中でタフに勝ち続けた。

 一時は勝ち点1差まで追い上げられたものの、1試合消化が少ない2位横浜FMと12差をキープ。今季最長の6連勝を飾り、残すは6試合。「崩れないで耐えることで、今後(この経験を)笑い話にしていこうと、やってやろうというポジティブな声が(チーム内に)出ていた。崩れないだろうなというのはありました」と充実の表情で振り返った。

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