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田中碧先発出場のデュッセルドルフはパダーボルンに2-3敗戦、今季ホーム初勝利はまたもお預け

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先発出場したMF田中碧

[10.2 ブンデス2部第9節 デュッセルドルフ 2-3 パダーボルン]

 ブンデス2部は2日、第9節を各地で行い、MF田中碧とMFアペルカンプ真大が所属するデュッセルドルフはホームでパダーボルンと対戦し、2-3で敗れた。田中はボランチで先発出場し、アペルカンプはベンチスタート。デュッセルドルフの今季ホーム初勝利はまたもお預けとなった。

 試合は前半10分にスコアが動く。パダーボルンの右サイドバック、DFロビン・ヤルチンが前線にボールを送ると、FWスベン・ミシェルが裏に抜け出し、キーパーとの一対一を冷静に決めた。

 リードを許したホームのデュッセルドルフは、前半12分、田中がセカンドボールを拾い縦パスを刺す。そのボールをMFヤクブ・ピョトロフスキがワンタッチで落としてMFフェリックス・クラウスが強烈なミドル。シュートはパダーボルンGKヤニック・フートの好セーブに遭うが、弾いたボールをFWロウベン・ヘニングスが狙った。しかし、ボールは枠を捉えることが出来なかった。

 前半21分には田中がボールを持ち運び自ら右足を振り抜くも、パダーボルンGKフートがセービングでキャッチ。ゴールに迫るも1点が遠い。

 ホーム初勝利を目指すデュッセルドルフは、最終ラインからパスで組み立てを図るも、パダーボルンのプレッシングに手を焼き、そこからショートカウンターで危ない場面を何度も迎えた。それでも、今季初先発のGKラファエル・ボルフを中心に追加点を許さない。

 すると、前半34分、デュッセルドルフはゴール前で細かくボールを繋ぎ、右サイドに展開。DFハリド・ナライがあげたクロスボールをヘニングスが頭で合わせて叩き込んだ。

 1-1で前半を折り返した試合は後半も拮抗した展開となる。後半11分、デュッセルドルフはペナルティーエリア内でナライが倒されてPKを得ると、キッカーを務めたヘニングスがGKの逆をとるシュートで右隅に沈めた。2-1で逆転。直後の後半15分に田中はアペルカンプと交代でピッチを後にした。

 リードを奪い返したホームチームだったが、すぐさま追いつかれる。後半16分、パダーボルンは左サイドからMFマルコ・シュティーペルマンが前線に長いボールを送ると、FWフェリックス・プラッテが頭で逸らして、ミシェルがこの試合2点目となるゴールをマークした。

 その後も両チームが攻め合う展開。途中出場のアペルカンプのボレーシュートは、クロスバーを叩き得点とはならない。パダーボルンもゴール前まで迫るが、デュッセルドルフのGKボルフが好セーブで難を逃れる。

 一進一退の攻防が続き、2-2のまま試合が進む。しかし、後半38分に次の1点が生まれた。パダーボルンのミシェルがゴール前にクロス。このボールにプラッテがヘディングで合わせてネットに突き刺した。アウェーチームが試合終盤に再びリードを奪った。

 その後、ホームで負けられないデュッセルドルフは攻め立てたが、試合は2-3でタイムアップ。デュッセルドルフは今季5敗目となった。田中は中盤で攻守に奮闘し、パスで試合を構築。アペルカンプは攻撃にアクセントを加えたが、得点を奪うことはできなかった。

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