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クーマン、バルセロナ会長が自身の解任否定したことに「完璧。皆にとって素晴らしい。これで視界がクリアになった」

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ロナルド・クーマン監督が会長からの解任否定の発言に満足

 2日のラ・リーガ第8節、バルセロナは敵地ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦を0-2で落とした。試合後会見に出席したロナルド・クーマン監督は、大事な局面で精彩を欠いたことを敗因としている。

 バルセロナはボールこそ保持したもののアトレティコの堅守を前に効果的な攻撃を見せられず。またボールを奪われればMFトマ・ルマルやFWジョアン・フェリックスのプレーに手を焼くことになり、ルマル、FWルイス・スアレスにゴールを決められて、あえなく今季初黒星を喫した(3勝3分1敗)。

 クーマン監督は試合後、次のような感想を述べている。

「私たちはより良い結果に値した。が、試合はほぼいつもの通りその時々の状況で勝敗が決まる。私たちはチャンスを生かし切れなかった。失点シーンでは大きなスペースを与えてしまい、最初のゴールではルマルをマークしていなかった。中盤から彼のことをマークする必要があったのに、受け入れられないことが起こってしまった」

「私たちは負傷者を取り戻した後に上向くことになる。今の布陣とは異なるものになるんだよ。私たちは深みを取れずにいるし、メンフィスは前線から下がる必要に迫られている。アトレティコ戦ではチャンスをつくるのが難しいために、ピッチをワイドに使わなければならない。そして2〜3回のチャンスを得られるなら、それを決め切らなければいけないんだ」

「私たちはボールを失ったとき、あれほどのスペースを与えてはいけなかった。それこそが試合前に話していたことだ。最終ラインが4枚でセンターバック2枚がマンマークだった、中盤の選手たちは自分のマークする選手を追い続けなくてはならない。これで君たち(報道陣)は、試合によっては3バックでプレーする必要があることをを理解したはずだ。」

 ジョアン・ラポルタ会長はこの試合を前にして、クーマン監督が「アトレティコ戦に関係なくチームを率い続ける。彼には信頼のマージンが必要だ」と話していた。この発言について問われたオランダ人指揮官は、満足感を露わにしている。

「彼は彼の仕事をした。視界がクリアでなければ、冷静さや落ち着きを持って仕事に取り組むことはかなわないのだから。皆にとって素晴らしいことが起きたね。私たちはこれで、今日から先にあること把握できた。しかし、結果を求められるのも当然だろう」

「(ラポルタ会長は)よくやってくれたよ。それまでは明瞭さがなかった。私たちは昨晩に話をして、今朝もチームと私のことについて話し合った。私はクラブに明瞭さを求めて、彼らは監督についての考えを明瞭にしてくれた。選手たちや世の中がそのことを知るのは重要だ。だが私はこのクラブがバルサであること、試合に勝利しなければいけないことも分かっている。それは当たり前のことだよ。どんな監督も重圧を受けるもので、バルサであれば、なおさらだ。会長は近しい人たちと話して、決断を下した。つまりは完璧だよ」

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