現役時代にブラックバーンやセルティックで活躍したクリス・サットン氏がリバプールFWモハメド・サラーについて、現時点で「世界最高の選手」だと太鼓判を押した。イギリス『BBC』が報じている。

　サラーは3日にホームで行われたプレミアリーグ第7節マンチェスター・シティ戦(△2-2)の後半31分、複数人をかわして右足で蹴り込み、一時2-1とする見事なゴールを奪った。その後、シティに追い付かれて引き分けに終わったが、自身は得点ランキング首位タイの今季6ゴールと、好調を維持している。

　シティ戦での得点は元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏にも「プレミアリーグ時代のベストゴールの1つ」と称されたが、サットン氏はさらに「現時点で彼は(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドよりも優れている」と主張し、「一貫したプレーレベル」がそれを証明していると説いた。

　イギリス『BBC』のラジオ5ライブの『マンデー・ナイト・クラブ』で「彼の数字はここ数シーズン、センセーショナルなものだった」とし、次のように話している。

「彼が長い期間、あの舞台でその偉業を成し遂げたことは、彼がいかに素晴らしいかを物語っている」

「一貫したハイパフォーマンスこそが求められるものであり、他の選手が調子を落としていく中、リバプールがいまだに彼と契約(延長)していないにもかかわらず、彼は毎シーズン毎シーズンそれを続けている」

　また、2015年にフィオレンティーナでサラーと共にプレーした元イングランド代表DFのマイカ・リチャーズ氏も同意見のようだ。

「私は何年も前からサラーはワールドクラスだと言ってきた」

「みんなに笑われたよ。フィオレンティーナ時代から彼を褒めていたんだけどね」

「トレーニングで彼を見たとき、『この男は現実とは思えない』と感じたよ。ドリブルで5人の選手を抜き去り、チップでGKの上を越すことができたんだから」

「どんなパスを彼に送っても、ちゃんとファーストタッチしてくれる。彼はトレーニングでも貪欲だ。なぜなら自分なら得点できることを知っていたからだ」

　そのプレーを間近で見ていたリチャーズ氏は「何年も前に人々に彼の実力を伝えようとしたが、誰も私の話を聞こうとしなかった」と、当時からサラーのポテンシャルに気づいていたことを強調した。

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