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前代未聞の“珍失点”から3年半…28歳フライブルクGKがオランダ代表デビューか

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GKマーク・フレッケン

 オランダ人GKマーク・フレッケンが、ルイス・ファン・ハール監督の下で代表デビューを迎えるかもしれない。

 現在28歳で、フライブルクの正守護神を務めるフレッケンが大きな話題を呼んだのは2018年2月、当時所属していたデュイスブルクがホームでインゴルシュタットと対戦したときのことだった。味方のゴールがオフサイドで取り消しとなって選手たちが主審に抗議している間、安心して水を飲んでいたフレッケンはプレーの再開に気が付かず。ボトルを手に、ゴール内からインゴルシュタットFWがボールを押し込むのを見守るという“珍失点”を喫した。試合はデュイスブルクが結局勝つも、フレッケンは「これからゴール内に水を置かない」と反省している。

 そんなフレッケンだが、同年の夏に控えGKとしてフライブルクに加入。2020年夏にはそれまでの正守護神アレクサンダー・シュオーロウがヘルタ・ベルリンに移籍したことで正GKとなるもDFBポカール1回戦直前のウォームアップで肘を負傷して長期離脱。昨季終盤にようやく復帰し、今季はリーグ最少失点数でいまだ負けなしというチームの好調ぶりに貢献している。

 そしてオランダ代表率いるファン・ハール監督もフレッケンの活躍を評価。約1カ月前まではそのプレーを自ら確認できていないと話していたが、10月の招集メンバーに含めた。『Spox』が紹介したコメントによれば、同監督は「彼は本物のファン・ハール・キーパー」とオランダのレジェンドを引き合いに出しながらフレッケンを称賛し、また「足元がとんでもなくうまい。想像できないほどだ。エドウィン・ファン・デル・サールも足元がとんでもなくうまかった。私にとって非常に大事なことだ」と絶賛したという。

 ユース時代からドイツの3部や2部クラブを渡り歩いていたフレッケンだが、オランダの年代別代表に呼ばれたことはなく、1部リーグでの合計出場歴もここまでわずか21試合。カタール・ワールドカップ欧州予選のラトビア戦(8日)やジブラルタル戦(11日)でオランダのゴールマウスを守ることになるのだろうか。

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