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深刻な財政難で破産寸前に…バルセロナCEOが明かす「給料の支払いも困難だった」

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 バルセロナのフェラン・レベルターCEOが、クラブの財政状況について語っている。『ESPN』が伝えた。

 ジョアン・ラポルタ会長が今年の初めからすでに負債総額が10億ユーロ(約1280億円)以上に膨れ上がっていることを明かすなど、今夏は深刻な財政難に陥っていたバルセロナ。結局リオネル・メッシとの契約延長を実現できず。また新加入選手の登録も危ぶまれたが、アントワーヌ・グリーズマンの放出や主力選手の年俸カットによってなんとか難を逃れていた。

 レベルターCEOは、「我々が着任した3月の時点で、破綻しかけているクラブがあった。クラブが破産する可能性もあった。キャッシュフローはなく、給料の支払いも困難だった。もし今シーズンも同じメンバーで戦っていたら、給与総額は8億3500万ユーロ。経常利益の108%を上回るものだ。さらに多額の仲介費用も発生していた」と、運営すら困難な状況だったと明かしている。

 そして「彼らは選手に給与を支払えるかどうかなんて考えていなかった。グリーズマンを慌てて獲得していたが、彼への支払いができないことに気づき、結局8500万ユーロのクレジットが必要になったんだ」と前取締役会を批判。しかし、選手放出や賃金カットにより、1月には選手との契約延長や新選手の獲得に動くことも可能だと語った。

「まだ峠を越えたわけじゃない。支出を減らす必要はある。だが、契約更新は可能だ。ペドリとアンス(ファティ)は順調に進んでおり、(8月末の)選手放出はラ・リーガのフェアプレー規定に基づいて2000万ユーロ以上の収入になった。必要であれば選手も獲得できる」
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