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スペイン代表監督が惚れ込む「普通じゃない17歳」…バルサMFガビへの信頼語る

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スペイン代表史上最年少デビューを飾ったMFガビ

 ルイス・エンリケ監督は史上最年少でスペイン代表デビューを果たしたバルセロナ所属MFガビのへの期待と信頼を口にした。『ESPN』が伝えている。

 スペイン代表に選ばれたガビは6日、UEFAネーションズリーグの準決勝イタリア戦(○2-1)に17歳62日でスタメン出場。1936年4月に元アスレティック・ビルバオのアンヘル・ズビエタ氏が17歳284日で同代表としてデビューした記録を塗り替えた。

 ガビはU-19、U-21代表を飛び越えてのA代表最年少デビュー。バルセロナのユースチームでもガビの成長を見守ってきたルイス・エンリケ監督は「スペイン代表での初試合だったが、私たちはすでに彼のことをすべて知っていた」と語り、代表チームで100キャップ以上を獲得するだろうと予想した。

「17歳であのようなプレーをするのは普通じゃない。彼は個性のある選手で、羨ましいほどの身体能力を持ち、私たちのサッカースタイルを実践している選手だ。彼は学校や家の庭にいるかのようにプレーする」

「あれほどの個性を持った選手をチームに迎えることができて嬉しい。彼は代表チームですでに戦力になっており、経験を積ませるために選んだわけではない」

 ガビはバルセロナのBチームでも昨季2回、今季1回と、3回しかプレーしていない。今シーズン初め、8月29日のラ・リーガ第3節ヘタフェ戦(○2-1)戦に途中交代で入り、トップチームでデビューしたばかりだ。

 その後レバンテ戦、ベンフィカ戦、アトレティコ・マドリー戦の3回で先発出場しているが、まだフルタイムを経験したことはない。6日のイタリア戦では後半40分までプレーしており、トップチームに昇格して以降では最長のプレー時間となった。

 ベティスのアカデミーから11歳のときにバルサに引き抜かれたガビは、スペイン南部のセビージャに近い出身で、同クラブのユースを短期間で卒業した。ガビは現在、スペイン代表で活躍する3人のバルセロナの若手のうちの1人だ。FWアンス・ファティとMFペドリはともに18歳で代表経験のある選手だが、コンディションの問題から今回のチームには入っていない。

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