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サウジ戦は“裏方”に回った伊東純也、豪州戦へ「自分がチームを引っ張っていければ」

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日本代表MF伊東純也(ゲンク)はサウジアラビア戦で出場停止だった

 カタールW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦を出場停止で欠場した日本代表MF伊東純也(ゲンク)が9日、オンライン取材に応じ、0-1で敗れた一戦を「個人的に出たい気持ちはあったけど、しょうがない。チームとして戦ったので負けたことが非常に悔しかった」と振り返った。

 伊東は今回の最終予選、初戦カタール戦(●0-1)と第2戦中国戦(○1-0)でそれぞれイエローカードを受け、第3戦は累積警告による出場停止。それでもサウジアラビア・ジッダへの遠征には帯同し、ベンチ外のDF橋岡大樹(シントトロイデン)とともに「裏方」(伊東)として、ウォーミングアップの片付けなどでチームをサポートした。

 ところが日本は0-1で敗戦。最終予選3試合目にして早くも2敗目を喫し、W杯出場圏から勝ち点6差と大きく離される結果となった。

「チャンスを作れている数はちゃんとあると思うので、そこでしっかり前の選手が決めることが大事」。そう課題を語った伊東は最終予選の重圧の中でも「プレッシャーを感じないわけではないけど、力にできるタイプだと思う。」と力強い言葉。「難しい状況になったけど、チャンスはあると思うので、自分がしっかりチームを引っ張っていければ」と意気込みを語った。

 サウジアラビア戦の結果により、次のオーストラリア戦はW杯出場権がかかると言っても過言ではない運命の一戦となった。また伊東にとっては10月シリーズ唯一の試合。「自分の特長はどこが相手でもチャンスを作れるところだと思うし、相手関係なしにしっかり自分の良さを出して相手の嫌がることをしていければ」。コンディションとモチベーションを高め、大一番に臨んでいく覚悟だ。

(取材・文 竹内達也)
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