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「ここまで苦しくなっているのは…」MF守田が挙げたオーストラリア戦のポイント

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日本代表MF守田英正

 7日にサウジアラビアに敗れ、最終予選3戦で早くも2敗目。「後がないと言っていいほど難しい状況」と話した日本代表MF守田英正だが、次戦オーストラリア戦に向けて「やるべきことをやるしかない」と視線を前に向けている。

 サウジアラビア戦ではベンチスタートとなった。スコアレスで前半を折り返すと、「後半あたまくらいからアップを始めた」と準備を進める。すると、「交代の合図を受けてタッチライン際に立ったくらいで失点してしまった」と語ったように、後半26分の失点直後の同28分にMF柴崎岳に代わって投入された。

「後ろからボールを持つ時間を増やすこと。前に出ていく部分で厚みをかけることを指示されていた」

 しかし、「最初のコントロールが軸足に当たってしまい失ってしまった」こともあり、なかなか試合に入れず、珍しくミスも目立った。流れを引き寄せられなかったチームは0-1の完封負けを喫し、「試合を好転させるために途中交代で入れてもらっている。ミスをしてしまい、勢いをもたらせなかったというのは個人としての課題だと思う」と悔しさを滲ませた。

 次戦は12日に行われ、ホームにオーストラリアを迎える。オーストラリア、サウジアラビアには勝ち点6差をつけられており、「すごく厳しい状況」であることは間違いない。そして、“大事な一戦”でのポイントとして、「まずは失点しないこと」を挙げた。

 初戦のオマーン戦では後半43分、そしてサウジアラビア戦では後半28分に先制点を献上し、そのまま0-1で敗れた。「ここまで苦しくなっているのは、先に失点して少し難しくしてしまっていることが要因だと思う」。だからこそ、オーストラリア戦では「先制したいし、うまくいかなくても失点だけはしないことを、まずは考えたい」と意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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