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フランスがネーションズリーグ初制覇! スペインに先制許すも…超2トップ・ベンゼマ&ムバッペで大逆転

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フランスがネーションズリーグの頂点に

[10.10 UNL決勝 スペイン1-2フランス]

 UEFAネーションズリーグ2020-21は10日に決勝を行った。スペイン代表フランス代表の対戦は、スペインが後半19分に先制。しかし、フランスは直後にFWカリム・ベンゼマが同点ゴール、FWキリアン・ムバッペが逆転ゴールを挙げ、2-1と逆転で優勝を決めた。

 劇的な形で決勝の舞台に上がった両者。準決勝で、スペインは37試合無敗のEURO2020覇者イタリアを下し、そしてフランスは2点ビハインドのベルギーから後半3得点で逆転勝利した。

 スペインは4-3-3の布陣。守備陣はGKウナイ・シモン、4バックはDFセサル・アスピクリエタ、DFエリック・ガルシア、DFエメリク・ラポルト、DFマルコス・アロンソが並ぶ。中盤はアンカーにMFセルヒオ・ブスケツ、右MFはガビ、左MFはロドリ。前線3枚は右にFWフェラン・トーレス、左にFWパブロ・サラビア、トップにFWミケル・オヤルサバルが入った。

 フランスは3-4-1-2の布陣を敷く。GKはウーゴ・ロリス、3バックはDFジュール・クンデ、DFラファエル・バラン、DFプレスネル・キンペンベ。ボランチ2枚はMFオーレリアン・チュアメニとMFポール・ポグバが入る。右WBはDFバンジャマン・パバール、左WBはMFテオ・エルナンデス。トップ下にFWアントワーヌ・グリーズマン、2トップはムバッペとベンゼマが配置された。

 前半からハイプレスを仕掛けるフランスと、それをいなすスペイン。互いに高い個の能力で隙を作らない。フランスは前半43分にアクシデント。バランが負傷したため、DFダヨ・ウパメカノが出場する。前半はスコアレスで折り返した。

 後半も均衡状態は続く。スペインは後半16分にサラビアに代え、FWジェレミ・ピノを入れて攻撃に厚みを加える。フランスは18分に決定機。細かいパスワークからT・エルナンデスのシュートはクロスバーを直撃する。じわりと試合が動き始めると、直後に得点が決まる。

 先制したのはスペイン。後半19分、フランスの攻撃を防いだスペインは中盤のブスケツが縦パスを送る。収めたオヤルサバルがウパメカノをかわしながらPA左へ。腰を利かせたコンパクトな左足シュートを放ち、ゴール右隅に突き刺した。

 しかし、フランスも直後に取り返す。右サイドからボールを運び、中盤のムバッペが左サイドのベンゼマにパス。ベンゼマはPA左角に入り込むと、右足シュートを放つ。ボールは綺麗な放物線を描くと、シモンの手に当たりながら、そのままゴール右隅に吸い込まれた。

 その後はオープンな展開が続く。スペインは後半30分にガビを下げ、MFコケを投入。フランスはパバールに代えてDFレオ・デュボワが入った。

 交代直後の後半35分に再び均衡が崩れる。フランスはT・エルナンデスがアスピリクエタに1対1を仕掛け、その隙に相手守備陣の裏にスルーパス。ムバッペが反応し、PA左でひとつフェイントを挟みながら、左足シュートを流し込む。2-1と逆転に成功した。

 その後は両者激しい攻撃の応酬。しかし、得点は動かずに試合終了となり、フランスが2-1でネーションズリーグの2代目王者となった。

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