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エースとしての責任…大迫「ピッチの中で僕がそれを一番やるべき」

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日本代表FW大迫勇也

 自身がやるべきことは理解している。FWを任されている以上、点を取り、チームを勝たせること――。崖っぷちに立たされた日本代表のFW大迫勇也は、「良い準備をして明日に臨みたい」とオーストラリア戦に向けて意気込みを示した。

 7日に敵地で行われたサウジアラビア戦では1トップを任され、前半29分にはビッグチャンスを迎える。MF鎌田大地が送った鋭いスルーパスから抜け出したものの、シュートは相手GKに阻まれてネットを揺らすには至らなかった。後半26分に先制点を献上したチームは、0-1の完封負けで最終予選2敗目を喫した。

 最終予選3試合を消化して、日本代表の得点はわずかに1。「前の選手は得点を取れていない。チームとしてどうしたら得点を取れるか、さらに得点チャンスを増やすにはどうすべきかを話し合っている」。選手間でのコミュニケーションを深め、状況を打開しようとしている。

 森保ジャパンのエースとして、ゴールを積み重ねてきた。指揮官からの信頼も厚く、「常に結果を出さないといけない責任感はある」と自身も感じている。

「前回の試合(サウジアラビア戦)ではなかなか結果を出せなかった。切り替えて良い準備をすることが今やるべきこと。しっかり点を取り、次の試合でチームを勝たせることしか考えていないし、ピッチの中で僕がそれを一番やるべきだと思っている」

 翌12日に対戦するオーストラリアは3連勝を飾って首位を走っている。これ以上、勝ち点差を離されるわけにはいかない。エースとしてチームに勢いをもたらすゴールを奪い、勝ち点3をつかみ取りたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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