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豪州代表の前日会見に現役Jリーガーが出席! “第二の祖国”日本戦へ「ワクワクしている」

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FWミッチェル・デュークグラハム・アーノルド監督

 オーストラリア代表は11日、カタールW杯アジア最終予選・日本戦の前日会見を行い、FWミッチェル・デュークが出席した。同選手は2015〜19年に清水エスパルスに所属し、今夏から再来日しファジアーノ岡山でプレーする30歳。日本について「第二の祖国のような気持ちがする」と述べつつ、「歴史がある対戦にワクワクする」と喜びをあらわにした。

 加えてM・デュークは「日本には友達もたくさんいるし、チームメートも非常にワクワクしている」と話し、同僚への配慮も見せた。「心の中は複雑だと思う。私のことを応援してくれるだろうが、日本代表を応援しているという相反する気持ちがあると思う」と気遣った。

 さらに会見では再来日の経緯にも言及。「清水でプレーしていたときにここでの生活が良かった。日本の文化も好きだし、ライフスタイルも好き。とてもいい思い出がある」と述べつつ、「J1でもJ2でも素晴らしい環境なので、チャンスがあって諸手を挙げて掴んだ。大事なのはどこでプレーしていても自分がベストな環境でプレーできるか。日本でプレーしたほうが代表に選ばれる可能性が高いと思った」と代表活動へのモチベーションがあったことを明かした。

 また共に会見に出席した豪州代表の指揮官は1997〜98年にサンフレッチェ広島で森保一監督とともにプレーし、2014年に一時ベガルタ仙台を指揮した経験を持つグラハム・アーノルド氏。アーノルド監督は「日本はサッカーに強い国。Jリーグは長い道のりを経てここまできた。私も広島でプレーし、日本のことはもちろんよく知っている」と自信を示し、「オーストラリアには日本でプレーしていた選手もいるし、Jリーグのクラブと対戦した経験を持つ選手もいる。私の持つ日本の経験と知識、選手の持つ日本の経験と知識を合わせれば明日はワクワクした試合になる」と期待を語った。

 ここまで3連勝の豪州に対し、日本は1勝2敗。それでも指揮官は「日本がどうだこうだではなく、サッカールーたちがどんなプレーをできるかだけにフォーカスしている」と自チームに照準を当てる。「私たちがとにかく集中しないといけないのは自分たちのこと。メンタル面でもフィジカル面でも準備が整っていることが重要。自分たちの選手が素晴らしいパフォーマンスをしてくれると信じている」。そう意気込みを述べた指揮官は敵地での一戦でも「引き分け狙いの試合は決してしない」と必勝を誓った。

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