チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、今夏獲得したFWロメル・ルカクの古巣となるインテルのファンに向けて謝罪した。英紙『メトロ』が伝えている。

　昨季のセリエAで36試合24得点の記録を残したルカクは、インテルの11シーズンぶりとなる優勝に大きく貢献するだけでなく、自身もセリエAの年間最優秀賞に選出された。しかし、今夏、かつて在籍したチェルシーへの復帰を決断した。

　エースを引き抜く形となったトゥヘル監督は「インテルのファンには申し訳ない」と語りつつ、ルカクの獲得を望んだ理由を説明している。

「インテルファンには申し訳ないが、他のクラブと同じように我々も改善しようとしている。そこで、あるプロフィールを確認したんだ。フィジカルのあるストライカー、基準点となれる選手、若手のプレッシャーを軽減できる個性的な選手、より速いサッカーをすることを可能にする選手をね」

「そんな選手はあまりいない。ルカクを復帰させるチャンスを得たとき、我々にとって貴重な瞬間だったんだ」

　チェルシーに復帰したルカクは、プレミアリーグ6試合3得点と結果を残し、首位を走るチームの攻撃の核として、存在感を示している。

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