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スターリングがイングランド代表への人種差別を振り返る

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 マンチェスター・シティイングランド代表FWラヒーム・スターリングは人種差別問題との関わりについて言及した。『BBC』が伝えた。

 過去に人種差別のターゲットにされたことがあるスターリングはロンドンで開催されたイベントで、人種差別について公の場で話すことから身を引いて、「自分のできる範囲でより多くの行動を実現する」ことに集中すると語った。

「もし、何か他のことについてのコメントだったら、もっと真剣に受け止められただろうね。人種差別的な発言は、他の話題と同じくらい真剣に受け止められていないように感じている。これは今でも話題になっていることであり、今でも起こっていることなんだ」

 今夏には7月のUERO2020決勝戦で、イングランド代表のFWジェイドン・サンチョ、FWマーカス・ラッシュフォード、MFブカヨ・サカがPKを失敗。その後に人種差別的なSNS投稿が相次ぐ問題が起こり、4人の逮捕者が出る事態となった。

 スターリングはイタリア戦の敗戦後の反応を振り返り、「僕が一番気にしていたのは、チームメイトのことをケアすることだった」と振り返った。

「PKを外すのは誰でも嫌なものだ。でも何百万人もの人が見ている中で、自分の信念を持って試合に臨み、その後に人種差別的な言葉を浴びせられるのは、とても残念なことだよ」

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