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S広島Rが後半AT4分に劇的決勝弾! 堅守で浦和の連勝をストップ、今季2勝目を挙げる

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値千金の決勝弾を決めたMF齋原みず稀(写真中央)

[10.16 WEリーグ第6節 浦和 1-2 S広島R 浦和駒場]

 WEリーグは16日、第6節を行い、サンフレッチェ広島レジーナは敵地で三菱重工浦和レッズレディースと対戦し、2-1で勝利した。1-1で迎えた後半アディショナルタイム4分に途中出場のMF齋原みず稀が劇的決勝弾。浦和の連勝は「4」でストップした。

 ここまで第5節を終えたWEリーグ。浦和は『WE ACTIONDAY』を挟み4試合を消化し、4連勝の勝ち点12で2位に付けている。一方のS広島Rは、ここまで1勝1分3敗の4ポイントで11チーム中9位。今季2勝目を目指す。

 試合は立ち上がりからエースFW菅澤優衣香を中心に浦和が怒涛の攻めを見せるも、得点が奪えない。すると前半14分、浦和の猛攻を凌いだS広島Rが左サイドで細かくボールを繋ぐと、MF川島はるながゴール前に絶妙なパス。走り込んだFW谷口木乃実がワントラップから左足を振り抜いた。S広島Rが敵地で先制を奪い、1-0にする。

 ホームで先制を許した浦和は、エースが奮起。前半25分には、MF柴田華絵のスルーパスに抜け出した菅澤がループシュートで狙った。しかし、このシュートはS広島RのGK木稲瑠那が身体を目いっぱい伸ばしてストップ。そのこぼれ球にFW安藤梢が詰めるも、またもGK木稲が身体を張り死守した。

 それでも今季シーズン3得点中のエースが仕事をする。前半39分、S広島RのGK木稲のパスをMF猶本光がカットし、そのボールを受けた菅澤がGKの頭上を越すシュートで冷静に沈めた。菅澤の今季4ゴール目で浦和が試合を振り出しに戻した。

 1-1で前半を折り返すと、後半も攻める浦和、守るS広島Rは変わらず拮抗した試合展開となった。菅澤が走り込みゴールを狙えば、安藤がミドルシュートで加勢。猶本のフリーキックはわずかに枠をそれた。

 後半42分には、途中出場のMF遠藤優が左サイドから巻いたボールでゴールを狙ったが、S広島RのGK木稲にフィスティングで掻き出され得点とはならない。その後も遠藤がドリブル、シュートで果敢にゴールに迫ったが、S広島Rの守備陣が集中を切らさず守り抜く。

 すると後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。ゴール前でボールを受けたS広島Rの齋原が右足で狙いすましたシュートでネットを揺らした。試合終了間際のゴールでS広島Rが2-1で勝利。浦和の連勝をストップする価値ある勝利で今季2勝目を手にした。

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