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未勝利続く両者ともに白星奪えず…湘南は町野先制弾も、鳥栖が酒井同点弾で痛み分け

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[10.16 J1第32節 鳥栖1-1湘南 駅スタ]

 J1リーグは16日に第32節を行った。サガン鳥栖湘南ベルマーレの対戦は、1-1のドローに終わった。

 代表ウィークによる中断期間前では、7位・鳥栖は2敗1分で3試合未勝利。一方、17位・湘南は3敗2分の5試合未勝利と、両チームともに負け越し中。鳥栖は上位争いに絡むため、湘南は降格圏を脱出するために、白星を狙った。

 序盤はボールを保持する鳥栖のペースだが、シュートが枠内になかなか収まらない。湘南はその隙を突き、前半18分に先制に成功。MF田中聡が中盤でボールを奪うと、パスを受けたMF平岡大陽がPA手前まで運びながら敵を引き付けてノールックパス。PA内に入り込んだFW町野修斗が冷静に左足シュートを放ち、ゴール左隅に流し込んだ。

 その後は再び拮抗状態となり、前半は湘南が1-0のリードで折り返す。鳥栖はハーフタイムにDF中野嘉大を下げ、MF小屋松知哉を投入。さらに14分にはFW山下敬大に代え、FW酒井宣福を出場させた。

 湘南も選手を代えつつ、両者ゴールに迫る。すると、後半28分にスコアが動く。鳥栖は右サイドから攻撃を構築。MF樋口雄太がPA右に浮き球のパスを送り、MF白崎凌兵がファーサイドに折り返す。走り込んだ酒井がワンタッチで押し込み、1-1の同点に追いついた。

 後半37分には両者アクシデント。鳥栖DF飯野七聖とMF古林将太がボールを競り合おうとスピードを出しながらぶつかった。飯野はそのままDF中野伸哉と交代。一方で湘南は交代カードを使い切ってしまっていたため、痛みながらプレーを続行した。

 試合はそのまま1-1で終了。鳥栖は連敗をストップさせたが、4試合ぶりの勝利とはならず。湘南も連敗を止めたが、未勝利は6試合続いている。

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