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90+1分にPKで先制、しかし90+4分にPKで同点…勝ち切れなかった浦和、G大阪に追い付かれてドロー

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先制点を奪った浦和レッズMF江坂任

[10.16 J1リーグ第32節 浦和 1-1 G大阪 埼玉]

 J1リーグは16日、第32節を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズガンバ大阪が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半アディショナルタイムにMF江坂任のPKで浦和が先制するも、直後にFWパトリックのPKでG大阪が追い付いて1-1のドローに終わった。

 ホームの浦和は10月2日の第31節神戸戦(●1-5)から先発1人を入れ替え、DF山中亮輔らを先発起用。一方、アウェーのG大阪は第31節札幌戦(●1-5)から先発5人を入れ替え、MF山本悠樹、MF倉田秋、DF高尾瑠、DF佐藤瑶大、この試合がJ1デビューとなるFW白井陽斗らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からボールを保持して試合を進める浦和は前半9分、MF江坂任のスルーパスで抜け出したMF汰木康也のラストパスからFW明本考浩がフィニッシュ。さらに同12分には山中のクロスに走り込んだMF関根貴大がヘッド、同14分には山中が意表を突いたミドルシュートを放つなど、幾度となくゴールを脅かす場面を作り出す。

 その後もG大阪陣内で浦和がボールを回し続ける。たとえボールを奪われようとも、素早い攻守の切り替えですぐさま回収。ワンサイドゲームとなりながらも、G大阪が体を張った守備で簡単には決定機を作らせない。徐々に浦和陣内までボールを運ぶ時間を増やすG大阪は同27分、MFウェリントン・シウバがフィニッシュに持ち込むも、シュートはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまった。

 すると、前半35分に浦和をアクシデントが襲い、負傷した明本がプレー続行不可能と判断され、MF小泉佳穂との交代を余儀なくされた。

 0-0のまま後半を迎えると、G大阪は白井に代えてFWパトリックをピッチへと送り込む。同7分には個人技で持ち上がったW・シウバのラストパスを受けたFW宇佐美貴史が鋭いシュートもゴール左に外れる。同10分には浦和。スルスルとPA内まで侵入したMF平野佑一が左足で狙ったが、シュートは枠を捉え切れず。さらに同15分には関根のスルーパスから汰木が右足シュートを放つも、東口に阻まれてしまった。

 その後は両チームともに選手交代を行い、状況を打開しようと試みる。すると、試合終了直前の後半45分、一度は流されたものの、VARが介入した結果、江坂のシュートがPA内のDF菅沼駿哉のハンドを誘ったとして浦和にPKが与えられる。このPKを江坂がきっちり沈めて浦和が先制に成功する。

 しかし、試合はここで終わらず。パトリックの突破を阻もうとしたDF岩波拓也がPA内でハンド。キッカーを務めたパトリックがネットを揺らし、試合は1-1のドローに終わった。

(取材・文 折戸岳彦)
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