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大一番で活かされた苦い教訓…大分はホーム戦“3度目の正直”でPK成功

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PKでの教訓を活かした片野坂知宏監督

[10.17 J1第32節 大分2-0仙台 昭和電ド]

 これまでの苦い教訓が、J1残留への命運を握る大一番で活かされた。

 大分トリニータは1-0で迎えた後半12分、MF町田也真人がGKヤクブ・スウォビィクのファウルを受けてPKを獲得すると、キッカーを担ったのはFW渡邉新太。「プロ1年目から新潟でも蹴っていたし、公式戦で外したことがないので自信はあった」というストライカーは冷静に左のコースを射抜き、これが試合を決定づける2点目となった。

 大分は今季、ホームゲームのPKで苦い記憶があった。第10節の柏戦ではFW伊佐耕平が終了間際のPKを止められ、0-1で敗戦。続く第14節の鳥栖戦でも終盤にFW藤本一輝が失敗し、1-1の引き分けに終わっていた。鳥栖戦の試合後には片野坂知宏監督が「今後は蹴る選手を私が決めることが大事」と悔やんでいた。

 その後、第27節のアウェー広島戦(●1-4)ではMF野村直輝が先制のPKを決め、今季初成功。そうして迎えたこの日、残留を争う仙台を相手にした大一番で、ホームでは“3度目の正直”となるPKを渡邉が見事に決めてみせた。

 試合後、「毎試合PKを蹴る選手を僕が指名して、トレーニングでも指名を受けている選手が練習している。なので任せられると思うし、責任ある選手が決め切るところをやってほしい」と経緯を明かした片野坂監督は「試合に出ていた中では渡邉が一番手だった。決め切ってくれてよかった」とホッとした様子で話した。

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