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シメオネ監督がクロップ監督からの握手をスルーした理由を語る「健全ではないし、自然なこと」

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ディエゴ・シメオネ監督が試合後の振る舞いについて言及

 アトレティコ・マドリーディエゴ・シメオネ監督が19日にホームで開催されたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループB第3節リバプール戦(●2-3)後、ユルゲン・クロップ監督との握手に応じなかったことについて語った。イギリス『ガーディアン』が伝えている。

 同試合でシメオネ監督は、敗戦を告げるホイッスルが鳴るとすぐにドレッシングルームへ向かって歩き出し、手を差し伸べるクロップ監督を避けるようにして去っていった。クロップ監督は親指を立てながらトンネルを見下ろし、同紙は「そこには皮肉が込められていた」と心情を読み取っている。

 このシーンに関してシメオネ監督は「私はいつも試合後に握手をしないで立ち去る。ゲームに満足していない監督が必ず1人はいるので健全ではないし、自然なことだと思う。私はそれが強制的なものだと感じている。勝った者はある状態で、負けた者は別の状態だ。私はそのような文化を共有していない。普段から負けても勝ってもすぐに帰るんだ」と説明している。

 また、この試合では2ゴールのFWアントワーヌ・グリーズマンが一発退場し、ビハインドで迎えた終盤にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でPKが認められない場面もあったが、アトレティコ指揮官は「私はピッチ上では抗議したり、訴えたり、怒ったりするが、何の問題もない」と判定への不満は口にしなかった。

 一方、試合直後のインタビューで「(シメオネ監督の振る舞いは)正しくないし、私の反応も良くなかった。お互い感情的になっていたし、次に会うときは握手をするだろう。何でもないことだ」と話していたクロップ監督だが、会見ではこの問題を取り上げようとする記者に対し、「いい人ではないね」と非難。前の発言との温度差から、同紙はリバプール指揮官が会見場に着くまでに、シメオネ監督が普段から試合終了と同時に立ち去ることを聞かされたのかもしれないとの見解を示した。

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