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FIFA会長が再度訴え、W杯2年ごとの開催は「サッカーの未来のため」「金銭的なものではない」

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 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、現在議論されているワールドカップの2年ごとの開催などのカレンダー変更が議論が進められていることについて、「サッカーの未来のため」であると説明した。『ラプトリー』が20日に行った会見の様子を伝えている。

 これまでもインファンティーノ会長は「大会が行われる頻度によって価値が薄れるものではない」とW杯の開催期間の短縮を訴えてきた。ただ莫大な収益増を目論むものという考え、そして第一に選手への負担を強いることになることから、各所から賛否両論の声が上がっている。

 しかし今回の会見でもインファンティーノ会長は「私たちを導いているのは、金銭的なものではなく、スポーツ的な動機だ。私たちは収益のことではなく、サッカーのことを話している」と強調。そのうえで「当然、収益についても話さなければならないし、この収益をサッカーの世界に投資することについても話さなければならない」と訴えた。

「私たちはあくまで未来のためにこれをやっている。これはFIFAやW杯のためではない。私たちの子どもたちのためだ。私たちはサッカー組織のリーダーとしての責任を真剣に受け止め、現状を守るのではなく、未来に目を向け、私たちの子供たち、そしてその子供たちの子供たちが、私たち全員が愛してやまないサッカーを愛し続けるためにはどうしたらよいかを議論している」

「今日の世界には多くの課題があることを私たちは知っている。若い世代は他の多くのことに夢中になっており、サッカーはその魅力を失う危険性がある。だからこそ世界規模の協議を行い、すべての人に発言の機会を与えるというこのプロセスは、私たちにとって非常に重要なのだ」

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