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鎌田大地のベンチスタートを不思議がる声にフランクフルト監督「意見は理解できるが…」

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 フランクフルト率いるオリバー・グラスナー監督が、日本代表MF鎌田大地について言及。ヨーロッパリーグ(EL)オリンピアコス戦に向けた会見でスタメン起用を示唆した。

 鎌田は今季これまで公式戦10試合に出場するも、直近4試合はベンチスタートが続きグラスナー新監督の下で絶対的な主力と見られていない様子。16日、ホームで1-2で落としたヘルタ・ベルリン戦ではベンチスタートだったことについて『フランクフルター・ルンドシャウ』や『キッカー』など現地メディアから疑問の声が上がっていた。

 フランクフルトは現地時間21日のELグループDでギリシャのオリンピアコスとホームで対戦。前日会見に臨んだグラスナー監督だが、やはり現地取材陣が鎌田の起用に関して質問。「正直、私たちはダイチ・カマダがこれほどベンチに座っていることを多少不思議に思っている。彼は昨シーズン、リーグで最多に近いアシスト数を記録した。彼に何が足りないと考えるのだろうか?」と問われたオーストリア人指揮官は次のように返答した。

「ダイチは水曜日(13日)の夜に日本から戻って来て、フィットネス状態がベストという印象じゃなかった。ただ、ダイチはそれでもたくさんプレーしてきたし、序盤は非常に良いパフォーマンスを見せてくれた。バイエルン戦はカウンター狙いだったので、戦術的な理由からほかのタイプを選んだんだ」

「(ヘルタ戦では)ハーフタイムから出場した。『スタートさせれば良かった』というあなたたちの意見は理解できる。私は特に攻撃陣においてバイエルンに勝ったチームのメンバーたちをもう一度起用する決断を下した。だが、それが上手くいかず、こういった質問を受けても仕方ないだろう」

「だが、以前からダイチに関して何度か話してきたし、繰り返して言いたい。あれほどのプレーインテリジェンス、フットボールへの理解を持つ彼は我々にとって非常に大事なプレーヤーだ。彼の出場時間はうちで多いうちに入るし、今後も多くの出場時間を与えるつもりだ」

 なお『キッカー』はグループD首位のオリンピアコス戦での鎌田のスタメン起用を予想。一方で、同誌ではヘルタ戦でフル出場の長谷部誠が先発メンバーから外れている。

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