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ザッケローニ氏が告白、監督としての“心残り”と日本代表時代の“うれしい出来事”とは?

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 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、22日付のイタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じて過去の逸話を明かした。

 2010年に日本代表監督に就任し、4年後のブラジル・ワールドカップ(W杯)へと導いたザック氏。過去にはインテルやユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を務め、ミランでは監督就任1年目にしてスクデットを獲得する偉業を達成した。

 セリエAを代表する偉大な指揮官であるザック氏だが、かつてはアマチュアクラブなどの指導からスタートし、叩き上げのキャリアを送ってきた。そんなザック氏が40年にわたる長いキャリアを振り返り、心残りを明かしている。

「後悔は何もない。私は幸運だった。アマチュアクラブから始めてセリエAのビッグクラブの指揮官に登りつめ、スクデットまで獲得できたのは私ひとりだろう。私の目標は独立して監督をすることであり、それ以上何も求めていなかった。それから代理人の到来によって事情はやや変わった。私は利益を巡る対立も目にしてきただけに、自分自身の代理人をつけることに抵抗があった。そう、心残りと言えば、セリエBで1度も優勝したことがないことだろう。(1994-95シーズンに指揮を執った)コセンツァでは、9ポイントのペナルティを課されていたが、優勝してみたかった」

 また、ザック氏は現在も連絡を取り合っている教え子たちについて問われると、日本代表時代の“うれしい出来事”を明かした。

「(パオロ)マルディーニや(アレッサンドロ)コスタクルタ、(デメトリオ)アルベルティーニ。それからウディネーゼ時代の教え子や(オリヴァー)ビアホフに(シニシャ)ミハイロヴィッチも。(デヤン)スタンコヴィッチに関しては語りたいエピソードもある。彼は現役引退の1年半後に引退試合をノヴィ・サドで開催したが、それにはワケがあった。彼は自身のセルビア代表と私が指揮を執る日本代表の試合を希望していたんだ。これには私も非常にうれしかったよ。スタンコヴィッチは、ピッチ内外において私を最も満足させてくれた選手の1人だよ」
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