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「OK!OK!」から生まれた美弾…FC東京MF渡邊凌磨、鮮やかな一撃も「勝てなかったので意味がない」

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FC東京MF渡邊凌磨

[10.23 J1リーグ第33節 FC東京 1-2 鹿島 味スタ]

 鮮やかな一撃となった。しかし、勝利に結び付かなかったことで、FC東京MF渡邊凌磨は悔しさを滲ませた。

 緊急出場となった。前半途中に負傷したFWディエゴ・オリヴェイラがプレー続行不可能と判断されると、前半35分に投入される。「(出場機会が)きたらやれる自信はあったし、どうにかやってやろうという気持ちだった」とピッチへと向かった。

 しかし、前半アディショナルタイムに先制点を献上したチームは、後半20分に追加点を奪われてしまう。劣勢に立たされた中、渡邊が意地の一発を叩き込んだ。

 後半30分、左サイドからDF長友佑都が送ったクロスが逆サイドのDF中村拓海に。中村のクロスに反応したMFアダイウトンがジャンプするが、その後方に渡邊が構えていた。

「アダ(アダイウトン)がシュートを打とうとしていたけど、「OK!OK!」と声をかけていたら、ヘディングをする直前に首を引っ込めてくれた。ボールが見えない中でのボレーになったけど、感覚で足を振り抜いた」

 強烈な一撃はネットに突き刺さり、1点を返すことに成功。しかし、その後の反撃も実らずにチームは1-2で敗れ、リーグ戦3連敗を喫することになった。美しいゴールも、チームの勝利に結び付かなかったことで、「勝てなかったので正直意味がないと思う」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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