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韓国メディア「天国と地獄」「痛恨のミス」イ・ガンインが古巣バレンシア戦でアシスト後に退場→ショックのあまり…

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古巣戦で退場したMFイ・ガンイン

[10.23 ラ・リーガ第10節 バレンシア2-2マジョルカ]

 良くも悪くも“イ・ガンイン劇場”となってしまった。ラ・リーガ第10節が23日に開催され、マジョルカは敵地でバレンシアと対戦。古巣戦となった韓国代表MFイ・ガンインは前半32分に先制点をアシストしたが、2-0の後半9分に退場し、最終的にチームは追い付かれて2-2のドローに終わった。

 イ・ガンインは下部組織時代からバレンシアに所属していたが、出場機会が減少していたこともあって契約延長オファーを固辞し、今年8月29日に契約を解消。同30日にマジョルカと4年契約を結び、同世代のMF久保建英とチームメイトになった。

 負傷中の久保が欠場した一戦でイ・ガンインは前半32分、右からの折り返しでFWアンヘル・ロドリゲスの先制ゴールをお膳立て。昨季までの本拠地エスタディオ・デ・メスタージャで加入後初アシストを記録した。

 さらにチームは前半38分に相手のオウンゴールで2-0とし、優位な状況でハーフタイムへ。しかし後半9分、イ・ガンインがMFダニエル・バスと球際で競り合った際に足裏で蹴る形となり、主審のホイッスルが鳴る。前半に警告を受けていたイ・ガンインは、その直後に両手で顔を覆いながら仰向けに倒れ込んだ。

 そして主審に2枚目のイエローカードを提示された後もショックを受けた様子でなかなか起き上がることができず。バレンシア選手たちが歩み寄り、抱えられるようにして立ち上がると、スタンドからのブーイングを浴びながらピッチを退いた。

 数的不利に陥ったマジョルカは後半アディショナルタイムにMFゴンサロ・ゲデス、DFホセ・ガヤに連続ゴールを許し、2-2でタイムアップ。土壇場で勝ち点3を取り逃す結果に終わった。

 ほろ苦い古巣戦となったイ・ガンインに対し、韓国『聯合ニュース』は「天国と地獄を行き来した」と表現。「昔の仲間たちとバレンシアファンの前で良い姿を見せたかったイ・ガンインとしては、痛恨のミスだった。イ・ガンインは失望感を隠せず、頭を下げたままグラウンドを去った」とレポートした。

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