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好調・千葉、今季最多5発で今季初の3連勝!! ゴールラッシュで東京V戦12試合ぶり白星

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[10.24 J2リーグ第35節 東京V 1-5 千葉 味スタ]

 J2リーグは24日、第35節を開催し、味の素スタジアムでは東京ヴェルディジェフユナイテッド千葉が対戦。前半6分にMF船山貴之の得点で先制した千葉が、同23分に追い付かれながらも、同33分、同44分、後半2分、同9分に加点して5-1で大勝し、今季初の3連勝を飾った。

 ホームの東京Vは10月16日の第34節北九州戦(△2-2)から先発2人を入れ替え、DF馬場晴也、GKマテウスらを先発起用。一方、ここ5戦無敗(4勝1分)と好調の千葉は第34節大宮戦(○2-1)から先発の入れ替え、同試合と同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 15年のJ2リーグ第40節で千葉が1-0で勝利して以降、東京Vが5勝6分、11戦無敗と相性の良さを見せているカード。だが、試合開始早々の前半7分に先制したのは千葉だった。左サイドからMF田口泰士が送ったサイドチェンジをMF福満隆貴がダイレクトで折り返すと、大きくバウンドしたボールを船山がヘディングで叩き込み、スコアを1-0とした。

 その後は東京Vがボールを保持し、千葉陣内でのプレー時間を増やしていくが、ここ5試合1失点と堅固な守備を築く千葉がきっちり対応して簡単にはフィニッシュまで持ち込ませない。しかし、前半23分、MF佐藤優平のロングボールから最終ライン裏に抜け出したFW杉本竜士がヘッドで折り返すと、反応したFW山下諒也が右足ダイレクトで巧みに合わせてネットを揺らし、東京Vが試合を振り出しに戻した。

 同点に追い付かれた千葉だが、前半32分にカウンターから勝ち越しゴールを記録する。MF末吉塁のパスからMF見木友哉が左サイドを持ち上がり、前線に走り込んだ末吉がボールを呼び込んでクロスを供給。後方から駆け上がった田口が鮮やかな右足ボレーを突き刺した。さらに同44分には船山のCKから田口が放ったシュートを、ゴール前の福満がコースを変えてネットを揺らしてリードを2点差に広げた。このゴールは福満にとって嬉しい移籍後初ゴールとなった。

 3-1と千葉がリードしたまま後半を迎えると、東京VはMF石浦大雅に代えてFW佐藤凌我をピッチへと送り込む。反撃を試みたい東京Vだったが、同2分にスコアを動かしたのは千葉。中盤で相手パスをカットした福満が前線に運び、PA外から果敢に狙うと、弾道の低いシュートが勢いよくネットに突き刺さり、千葉のリードは3点差に広がった。

 さらに後半8分には末吉のクロスをDFチャン・ミンギュが打点の高いヘッドで折り返し、DF新井一耀がジャンピングボレーで叩き込む。千葉は今季最多となる5得点を記録することになった。

 その後、千葉に追加点こそ生まれなかったものの、東京Vの反撃を許さずに5-1で大勝。同カード12試合ぶりの白星を獲得した。

(取材・文 折戸岳彦)
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