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10年ぶりJ弾は「ただのラッキー」、C大阪MF乾貴士は守備面にも手応え「我慢できるチームになってきた」

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復帰ゴールを挙げたMF乾貴士

[10.24 J1第33節 C大阪2-1横浜FM ヨドコウ]

 今夏、セレッソ大阪に復帰したMF乾貴士が復帰後初ゴール。2011年7月31日の鹿島アントラーズ戦以来となる10年ぶりの得点となり、「やっと点が取れた」と安堵の表情を浮かべた。

 昨シーズン限りでエイバルを退団し、10年ぶりにJリーグに復帰した乾。リーグ戦7試合目で待望のゴールを挙げた。前半6分、乾は左サイドでMF喜田陽とワンツーパスを交わし、PA左に進入。細かいステップで横浜F・マリノスの守備陣を揺さぶり、右足シュートを放つと、ボールはDFチアゴ・マルチンスに当たりながら、そのままゴールへ。今季初得点は、デビューを飾った古巣からのゴールとなった。

 後半開始早々には、PA右手前から無回転の右足ミドルシュートを放つなど、ゴールを脅かす。さらにFW松田力とFW加藤陸次樹の走力を生かすように、鋭いパスを出し、攻撃に貢献した。また、守備面でも他選手とともに連動。高い攻撃力を持つ横浜FMの攻撃を封印してみせた。

 後半40分に途中交代した乾は、ピッチ外で勝利の喜びを噛みしめる。試合後には「すごく雰囲気も良くて、戦い方をはっきりさせられてきている」と振り返る。「自分自身もどんどんコンディションが上がってきているので、今日の勝利はみんなで勝ち取った勝ち点3だと思いますし、すごく良い勝利だったなと改めて思います」と手応えを語った。

 得点シーンは「やっと点が取れたっていうのは嬉しいですけど」と喜びは控えめ。「ただのラッキーゴールなので。次は綺麗な形で取りたいなと思いますし、もっとチームに貢献できるように頑張っていきたいなと思います」とさらなる活躍に意欲を燃やしている。

 C大阪は、首位・川崎Fと並ぶリーグトップの得点を誇る横浜FMに対し、前半はほぼ完璧に抑えてみせた。乾は守備面も評価。「マリノスは崩すのがすごく上手いチーム。後ろからつなぐのが上手いので、全部が全部取りに行くんじゃなく、一回引いてっていうのも、やり方としてアリなんじゃないかと話しましたし、そこで我慢できるチームになれてきたんじゃないかなと思います」とチームの成長を感じ取っていた。

 リーグ戦では連敗を止め、来週には天皇杯準々決勝とルヴァン杯決勝が控える。乾は「大一番が待っているので、そこに向けて、みんな気持ちを作って。天皇杯はみんなに勝ってもらって、自分は次のルヴァンの決勝に備えたいなと思います」とチーム一丸でのタイトル奪取を目指している。

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