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10番浅野が先制点演出! ボーフムが長谷部&鎌田フル出場のフランクフルトに2発完封で今季初の連勝飾る

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FW浅野拓磨が先制弾を演出

[10.23 ブンデス1部第9節 ボーフム 2-0 フランクフルト]

 ブンデス1部は23日、第9節を各地で行った。日本代表FW浅野拓磨が所属するボーフムはホームで元日本代表主将のMF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地が所属するフランクフルトと対戦。試合は2-0でボーフムに軍配が上がった。

 ホームのボーフムは4-3-3のフォーメーションを採用。浅野は2試合ぶりの先発出場で右ウイングに入った。今季2勝目を目指すフランクフルトは、3-4-1-2で対抗。鎌田はトップ下、キャプテンマークを巻いた長谷部はリベロの位置でスタートからプレーした。
 
 試合は開始3分に浅野が見せる。右サイドでボールを受けた浅野がピッチ中央に向かってドリブル開始。タイミングよく右斜めに走り込んだMFダニー・ブルムにスルーパスを送ると、ブルムがGKとの一対一を冷静に流し込んだ。浅野は今季初アシストをマーク。ホームチームが幸先よくリードを掴んだ。

 すると、1点を追うフランクフルトにも好機が訪れる。前半10分、VARによりペナルティーエリア内でボーフムの選手のハンドが判明。PKを得たフランクフルトはFWゴンサロ・パシエンシアがキッカーを務めた。しかし、ボーフムのGKマヌエル・リーマンにコースを読まれてゴールネットを揺らすことができない。

 その後、一進一退の攻防が続くも両チームともにゴールが遠い。激しい球際のデュエルをきっかけに試合が徐々にヒートアップ。フランクフルトは前半だけでパシエンシアとMFクリスティヤン・ヤキッチが負傷でピッチを退いた。

 ボーフムの1点リードのまま前半が終了。後半が始まると、浅野にいきなりチャンスが到来した。後半4分、浅野が走り込んだ先にスローインが流れるとGKと一対一に。しかし、この絶好のチャンスはフランクフルトのGKケビン・トラップに阻まれ、決めきることができなかった。

 反撃に出たいフランクフルトは、長谷部、鎌田がゴールに迫るパスでチャンスを作るも、スコアを動かすには至らない。ボーフムは後半25分にカウンターでFWゲリット・ホルトマンが左サイドを激走。ゴール前に送ったクロスに浅野が飛び込んだが、あと一歩届かず追加点とはならなかった。

 フランクフルトは後半41分に長谷部のフィードに抜け出した鎌田がカットインから右足を振り抜くも、シュートはポストに直撃。1点が奪えない。すると、試合終了間際の後半アディショナルタイム2分にボーフムがFWセバスティアン・ポルターの得点でダメ押し。2-0でホームのボーフムが勝利した。

 浅野はスピードを活かしたプレーで攻守に貢献。後半36分までピッチに立った。長谷部、鎌田はフル出場もチームを勝利に導くことができなかった。ボーフムは前節に続く勝利で今季初の連勝を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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