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内田篤人コーチに学ぶ右SB半田陸「ピンポイントクロスを大事に」U-22日本代表 あす香港戦

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U-22日本代表DF半田陸(山形)

 U-22日本代表はU23アジアカップ予選カンボジア戦(○4-0)から一夜明けた27日、あすの香港戦に向けて調整を行った。内田篤人ロールモデルコーチから教えを受けたDF半田陸(山形)は「篤人さんはキックの種類が豊富ですし、置きどころや精度、ちょっとしたパスも全然違う」。右サイドバックの大先輩から吸収しつつ、待望の国際試合へ意欲を燃やした。

 半田は“02ジャパン”の主将として、U-16アジア選手権やU-17ワールドカップを経験。「海外の選手と戦うことで試合中にもどんどん成長できるし、チームとしても、ひと回りもふた回りも大きくなれる舞台」と、国際大会の意義を体感してきた。

 2019年のU-17W杯ブラジル大会はメキシコに敗れ、惜しくも16強で敗退した。「U-17W杯で悔しい経験をしたので、それをU-20W杯に出て晴らしたい想いがあった」。目標だったU-20W杯はコロナ禍で中止となる憂き目にあった中で、待望の国際試合を迎える。

 今季は山形で定位置をつかみ、30試合出場2ゴール4アシストと存在感を放つ。進化を遂げた右サイドバックは、香港戦でその実力を示す意気込みだ。

「山形でずっと試合に出ているうちに僕自身、自信を持ってプレーができるようになって、最近は1試合ごとにできることが増えてきた。上下動だけではなく、左右の動きも少しずつできるようになってきた。攻撃ではクロスだったり、その前のパスだったり、そういうところを明日は出していきたい。守備では対人のところで絶対に負けないところを見せたい」

 相手に引いて守られる展開も予想されるが、サイドバックの役割として「何度も何度も突破することが大事」と指摘。「ピンポイントでクロスを上げられれば点が決まるので、そこは大事にしたい。カウンターを受けないように、CBとアンカーとコミュニケーションをとって起点を潰し続けたい」とイメージを膨らませた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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