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「2人が決めて、自分も決めたろうって」結果残したU-22日本代表MF中村仁郎、香港戦も期待の18歳

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U-22日本代表MF中村仁郎(G大阪ユース)

 躍動する同世代に続き、アピールに成功した。U-22日本代表MF中村仁郎(G大阪ユース)は26日のカンボジア戦に後半14分から途中出場し、右ウイングの位置でプレー。限られた出場時間の中でしっかりと結果を残した。

 前線からプレスをかけてボールがこぼれると、右サイド深い位置でFW細谷真大(柏)からリターンを呼び込み、「いつもの自分の形でいって、シュートは自信を持って蹴りました」。PA内右に侵入し、左足の技ありシュートで逆サイドネットを揺らした。

 今回のメンバーのうち高校生は4人。カンボジア戦に先発したMF松木玖生(青森山田高)、MF甲田英將(名古屋U-18)が次々とゴールを挙げると、最終ラインではDFチェイス・アンリ(尚志高)が守備力を発揮。持ち味を発揮する同世代に刺激を受けつつ、自らも存在価値を証明した。

「中学生のときから一緒に代表活動でやっていて、昔から切磋琢磨してきた仲間。自分はスタートで出られへんかった悔しさもあったんですが、あの2人が決めて、自分も決めたろうっていうのは強く思えました」

 パリ五輪に向けて、大きな一歩を踏み出した18歳は「ドリブル、シュート、攻撃のところで見ている人がワクワクするプレーをどんどんしたい」。あすの香港戦でもさらなる活躍が期待できる。

(取材・文 佐藤亜希子)

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