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名古屋11年ぶりタイトル!前田&稲垣弾でC大阪撃破!!ルヴァン杯悲願の初優勝

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[10.30 ルヴァン杯決勝 名古屋2-0C大阪 埼玉ス]

 ルヴァンカップの決勝が30日に埼玉スタジアムで行われ、名古屋グランパスセレッソ大阪を2-0で下して初優勝を飾った。

 両チームは27日の天皇杯4回戦でも対戦。前試合から9人の先発変更で驚かせたC大阪が、3-0で快勝した。そしてこの日の決勝では、同試合からC大阪はGKキム・ジンヒョン、MF奥埜博亮、FW山田寛人の3人以外、8人を変更。一方の名古屋は4人を代えて初タイトルを目指す一戦に臨んだ。

 システムはともに4-4-2。名古屋はGkランゲラックにDFラインは右からDF宮原和也、DF中谷進之介、DFキム・ミンテ、DF吉田豊。ダブルボランチはDF木本恭生とMF稲垣祥が務め、右MFマテウス、左MF相馬勇紀。FWはやや下がり目の位置にFW柿谷曜一朗、トップはFW前田直輝が務める。

 一方のC大阪は、GKキム。DFラインは右からDF松田陸、DF西尾隆矢、DF瀬古歩夢、DF丸橋祐介。ダブルボランチにはMF原川力と奥埜が入り、右MFは坂元達裕、左MFは乾貴士。2トップはFW加藤陸次樹と山田となった。

 固い前半になった。序盤からチャンスを作ったのは名古屋。前半11分にマテウスの右クロスから柿谷がバイシクルで狙うが、枠上に外れる。同17分にはマテウスからエリア内の前田に鋭い縦パスが入るが、上手くコントロールすることが出来なかった。

 C大阪も徐々に攻め込む時間帯を作るが、前半34分の松田のアーリークロスに山田が走り込むがわずかに届かず。その後もゴール前で混戦が生まれる場面はあったが、押し込むことは出来なかった。C大阪は後半開始から山田に代えてMF清武弘嗣をピッチに送り込んだ。

 するとスコアレスで折り返した後半開始直後にスコアが動くことになる。左サイドでCKを獲得した名古屋は、相馬が入れたボールがニアをすり抜けると、ファーサイドにいた前田の頭に合い、先制点になる。ビハインドを背負ったC大阪は後半10分から“名古屋キラー”のFW大久保嘉人を投入し、流れを呼び込みに行った。

 名古屋も後半13分に相馬に代えてMF長澤和輝、前田に代えてFW齋藤学を投入。木本を最終ラインに下げて5バックに変更。得意の1点を守り抜く戦術に切り替えていく。人数を割いてゴール前を守る名古屋のゴール前は固く、C大阪は松田陸がミドルを放つなどして得点機を伺うが、ゴールネットを揺らすには至らない。

 すると名古屋は後半34分、28分に投入されていたFWシュヴィルツォクが個の突破からエリア内に入り左足シュート。これはGkキムに防がれたが、こぼれ球に詰めた稲垣が押し込んで追加点を記録。水曜日の3失点から中2日で見事に立て直した名古屋が、大会初優勝を飾った。

 名古屋の3大タイトル獲得は2010年のJ1リーグ優勝以来で11年ぶり。ルヴァン杯はこれまで8度4強の壁に阻まれていたが、一気に頂点まで駆け上がった。なお天皇杯は1995年と99年に2度制している。

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