来年1月から3月にかけて行われるカタールW杯アジア最終予選ホームゲーム3試合の埼玉スタジアム2002開催について、日本サッカー協会(JFA)は30日、埼玉県の大野元裕知事から協力する旨の返事を受けたと明かした。

　日本代表は1月27日に中国戦、2月1日にサウジアラビア戦、3月29日のベトナム戦と3試合のホームゲームを控えている。埼玉スタジアムでは当初、この期間に芝生の張り替えが予定されており、本来であれば使用できない状況だったが、田嶋会長が今月27日に埼玉県庁を訪れて使用に向けた要望を行っていた。

　埼玉県知事の返事を受けて、田嶋幸三会長がJFAを通じて声明を発表。「埼玉スタジアムをワールドカップ予選の会場として使用したいとJFAの要望をお伝えしておりましたが、本日、ご協力をいただける旨のご返事を大野知事から直接いただきました。埼玉県や浦和レッズ、関係者の皆様にあらためて感謝を申し上げます。ワールドカップ予選を必ず突破できるように、日本サッカー界の総力を結集して戦ってまいります」とコメントした。

　JFAは「開催スタジアムの正式決定はアジアサッカー連盟による承認が必要となりますので、
JFAでは埼玉スタジアムでの開催に向けて引き続き調整を進めてまいります」と伝えている。