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初優勝名古屋、キャプテン中谷が明かす柏時代の先輩からの前日LINE…「すごく重みがあった」

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[10.30 ルヴァン杯決勝 名古屋2-0C大阪 埼玉ス]

 名古屋グランパスをルヴァンカップ初制覇に導いたDF中谷進之介が、柏レイソル時代の先輩に言葉を託されていたことを明かした。

 名古屋の主将は本来、DF丸山祐市が務めるが、5月に前十字靭帯損傷など今季絶望の怪我で離脱。そこからCBで相棒を務める中谷がキャプテンマークを巻いて、チームの先頭に立ってきた。

 中谷は柏時代の先輩であるMF大谷秀和栗澤僚一氏を間近で見て育ってきたことが財産になっていると話す。前日には大谷から「勝たないと意味がない、とにかく勝て」と直接LINEが入ったことを明かし、「すごく重みがあるなと感じた」と決意を新たに試合に臨むことができたことを感謝した。

 0-3で敗れた27日の天皇杯4回戦から中2日でのリベンジマッチ。マッシモ・フィッカデンティ監督からは「お叱りを受けた」というセットプレーの修正が入り、それを体現することで名古屋らしい無失点勝利に導いた。

 キャプテンとしてルヴァンカップのトロフィーを高々と掲げた中谷。「2018年の残留が決まったときとダブった。4年間苦しかったけど、タイトルが取れたのは感慨深い。苦しかった時期が長かったので。ファミリーのためにタイトルを獲ることが出来て嬉しいです」とホッとした表情をみせていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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