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日本代表20試合以上でA級ライセンス要件緩和へ…中村憲剛、内田篤人両氏も対象「3年後にはJの監督ができる」

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反町康治技術委員長

 日本サッカー協会(JFA)は5日、技術委員会を行い、日本代表で一定以上の出場経験を持つ元選手に対し、A級ライセンス取得前に求められる1年間の指導実績要件を緩和することを決議した。反町康治技術委員長が同日、オンラインでのメディアブリーフィングで明かした。

 現行の指導者ライセンスでは、JFA公認B級コーチライセンスを有する指導者はB級コーチ養成講習会の受講後、A級コーチ養成講習会を受講するために1年以上の指導実績が求められている。今回の変更後は、A代表20試合に出場した経験を持ち、B級コーチ養成講習会の成績が優秀だった元選手であれば、1年間の指導実績を積まずに翌年のA級コーチ養成講習会を受けられるようになるという。

 反町委員長によると、世代別代表のロールモデルコーチを務めている中村憲剛氏と内田篤人氏が現在B級ライセンス養成講習会を受講しており、この制度の対象となる。反町委員長は「(B級ライセンス取得時の)成績が優秀であれば、来年A、再来年S、3年後にはJの監督ができる」と展望を語った。

 制度変更の背景には、Jリーグの監督から若手指導者が減っている危機感があるという。反町委員長は「いまJの監督を見ても30代はほぼいないんじゃないかな。僕が(新潟で)監督やったのは36歳だったけど、いまは50歳前後が多い状況なので、ドイツのように30代や40代前半の指導者がJを引っ張っていってもらいたいと考えている。選手のキャリアを含めた中で、少しスピードアップするように考えて決まった」と思いを語った。

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