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「日本代表に選ばれると面白い」松井大輔が期待する新戦力は?

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日本代表で活躍した松井大輔

 Y.S.C.C.横浜フットサルに所属する元サッカー日本代表MF松井大輔がカタールW杯アジア最終予選に向け、期待する新戦力の名前を挙げた。日本サッカー協会(JFA)の公式サイトが6日に伝えている。

 JFAは「経験者が語るアジア最終予選」と題し、同予選を経験した元日本代表選手に話を聞くインタビュー企画を実施中。第2回では、2010年の南アフリカ大会に出場するなど、2003年から2011年にかけて日の丸を背負った松井が登場した。

 日本は現在、最終予選のグループBで4試合を消化し、2勝2敗の勝ち点6で6チーム中4位。11日にベトナム代表、16日にオマーン代表といずれもアウェーで対戦する予定となっている。

 9月にフットサル転向が発表されるまでサイゴンFC(ベトナム1部)に所属していた松井は、ベトナム代表のイメージについて「技術の高い選手が多いです。パスをつないで攻める一方、守備面では球際で戦うことができます。韓国人のパク・ハンソ監督の下、組織としてまとまっている印象です」と言及。「今回が初めての最終予選ですが、侮れません」と警戒している。

 その上で、勝利への鍵として「格上のチームを倒す姿勢で向かってくるので、日本は受け身にならないこと。どんどん仕掛けることがポイントになります。僕が日本代表で最終予選を戦っていたときも『前半のうちに点を決めておこう』といつも話していましたし、チャンスで決め切ること、早い時間に先制することが重要です」と助言し、イチオシの選手も明かした。

「そのためには、独力でマークをはがせる選手が必要で、個人的には三笘薫選手が日本代表に選ばれると面白いと思っています。チーム全体で相手陣内に押し込んでからは、個人の能力が問われるので」

 三笘は今夏の東京オリンピック後に川崎フロンターレからブライトン(イングランド1部)に完全移籍し、初年度はロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ(ベルギー1部)に期限付き移籍。10月16日の第11節スラン戦(○4-2)で途中出場から逆転勝利を導くハットトリックを達成するなど、ここまで公式戦9試合4ゴール2アシストと好パフォーマンスを発揮している。

 JFAによると松井のインタビューは10月28日に実施されたものだが、三笘はベルギーでの活躍が認められ、11月4日のメンバー発表で“予言通り”初招集を果たした。ベトナム戦のキーマンに挙げた大先輩の期待に応え、苦境の日本を救うことはできるだろうか。

 松井は後輩選手たちに対して「代表OBを含めて、多くの国民が期待しています。日の丸を背負っていることを胸にとどめ、恐れることなく戦ってもらいたいです。僕も見ていますので、頑張ってください!」とエールを送った。

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