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ここ12年で10度目の決勝での対決…神村に5連覇許した鹿児島城西「我々にもプライドはある」

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[11.7 鹿児島予選決勝 鹿児島城西0-4神村学園 白波スタジアム]

 前半は鹿児島城西高の守備がハマった。DF濱崎聡馬(3年=阿久根中)とDF小堀優翔(2年=太陽SC)が神村学園高の“出しどころ”であるFW大迫塁(2年=神村学園中)を徹底マーク。交代でマンマークにつくことで、常にフリーでボールを受けさせる場面を作らなかった。

 しかし勝つための「点を取る」という大事な作業が出来なかった。チャンスはあったが、ことごとく精度を欠いてしまう。新田祐輔監督も「前半に1点2点取れていれば、相手はもっと浮足立ったと思う」と無念を口にした。

 両チームの選手権予選決勝での対戦は、ここ12年で実に10回目。その間の対戦成績をみれば5勝5敗だが、神村学園の5連覇に終わったように、近年は苦杯をなめ続けている。

「我々にもプライドはある」

 今季は新人戦、インターハイ予選、そして選手権予選と、すべての決勝でライバルに屈したことになった。「今は城西のスタイルを作っているところ。神村さんのスタイルが変わらないように、我々もスタイルを崩さずにやるしかないと思っています」。現実を受け止めて、一から立ち上がる。

(取材・文 児玉幸洋)
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