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痛恨ミスの10月サウジ戦後、森保監督と意見交換していた柴崎岳「有意義な時間だった」

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MF柴崎岳

 日本代表のMF柴崎岳(レガネス)が11月のカタールW杯アジア最終予選2連戦に向けた合宿初日の8日、報道陣のオンライン取材に応じ、10月の活動期間中に行っていた森保一監督との意見交換について振り返った。

 柴崎は10月7月に行われたシリーズ初戦のサウジアラビア戦で、自身のパスミスが相手に奪われ、敗戦につながる決勝点を献上。直後に途中交代すると、続く同12日に行われた第2戦のオーストラリア戦では4-3-3へのシステム変更に伴って先発落ちしていた。

 意見交換はサウジアラビア戦とオーストラリア戦の間に行われた様子。日本代表の公式Youtubeチャンネルのドキュメンタリー企画『TeamCam』でも、オーストラリア戦に向けた10日の非公開練習を終えた後、ピッチ上で2人が面談する姿が収められていた。

 この日、報道陣に当時のことを問われた柴崎は「森保さんは優しい人なので、色々気を遣っていただいて話してくれた」ときっかけを明かしつつも、「二人の間での会話をここで話すことはできない」とし、多くは語らなかった。

 それでも「いろんなことを話して、全ては日本代表のために、日本代表がどう進んでいくかにつながると思うので、その中での会話は非常にポジティブなものだった。進む方向性、チームとしての方向性を確認しながら、個人のところに関して思っていることも言ってくれたし、逆に僕が感じることも伝えたので有意義な時間だった」と前向きに振り返った。

 また柴崎はここまで2勝2敗と結果が出ない中でも、チームの一体感が保たれている森保監督のチームづくりについても言及。「監督のパーソナリティはチームが成り立つ上で大事なことだと思っている。クレイジーな監督だったら何が起きてもおかしくないかなと思いますが、森保監督のパーソナリティは代表が始まって以来ずっと見てきているし、こういったまだトップの位置につけていないという状況で、チームにとっては望んでいた状態ではないにしろ、チームをまとめていく人柄は存在すると思う」とした上で、「選手はそれを信じてプレーしていく、チームを作っていく役割なのでそこに集中していきたい」と述べた。

(取材・文 竹内達也)
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