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[J内定高校生の声_6]実力は世代屈指。浦和内定の京都橘FW木原励、あのサポーターの前で「点を獲ったらどれだけ嬉しいのかなと」

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実力は世代屈指。浦和レッズ内定の京都橘高FW木原励主将

 ゲキサカでは2022年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。進路を決めた理由や自分の半端ないところ、選手権へ向けた意気込みのほか、『ゲキサカ質問箱』から好きな女性芸能人やハマっている漫画・Youtube番組、チーム内での流行りなどランダムな質問にも答えてもらっている。

 第6回は浦和レッズ内定の京都橘高(京都)FW木原励(3年=セレッソ大阪U-15出身)だ。1年時から強豪校で出場機会を得ていたFWは、2年時に大ブレイク。180cmの長身を活かした動きに加え、一瞬でDFを置き去りにする抜け出し、多彩なシュートなどによって強烈なインパクトを残し、一躍注目度を向上させた。今年の選手権予選では惜しくも準決勝で敗れてしまったものの、実力はU-18世代屈指。そのFWが浦和サポーターやサッカーファンへ向けて自身のことを明かす。

【ゲキサカ質問箱】より
―高校でプレーしてきて、最も成長したなと思う部分は?
「中学の時は裏抜けばかりでポストプレーとかあまりなかったんですけれども、高校に入って1年生の時に(ともに先輩の)梅津倖風君と梅村脩斗君のプレーを見て、ポストプレーや裏抜けの両方できるんで、そこを見ながら学べたんで、それが自分の長所にもできたかなと思います」

―今、ハマっている漫画・アニメは何?
「『東京リベンジャーズ』が面白いです。何回も時代が変わって、またここで変わるんやとというのが凄い見ていて面白いです。夏休みくらいに時間があったのでその機会に見ました」

―よく見るYoutubeのチャンネルは?
「サッカーのチャンネルで『リゼム LISEM CHANNEL』というのがあるんですけれども、それとか、『コムドット』とか『エスポワール・トライブ』とか見ています。『リゼム LISEM CHANNEL』は友達から勧められて見るようになりました。『リゼム LISEM CHANNEL』はサンフレッチェ広島(ユース出身)の3人でやってはるんですけれども、凄いレベルが高くて、FK対決とか、シュート対決とか凄い面白いので、見ています」

―好きな科目は?
「日本史です。科目の中やったらまあまあできる方かなと思います。歴史とか結構覚えて行くのが面白いです。時代とか、学んでいて面白いです。好きな時代とか特にないんですけれども、昔の話とか結構面白いなと」

―ニックネームは?
「レイ(励)です。(比べられて嬉しいのは)上田綺世選手とかのプレーを結構見ていて、勉強しているんで、(次世代の)上田綺世選手と言われるようになりたいです」

―今までで一番嬉しかった試合は?
「何試合かあるんですけれども、まずは1年生の時のグロイエン(関西U-16)の東海大仰星戦で、3-2で逆転勝ちやったんですけれども、その試合は全員が一つになっていたというか、全員でもぎ取った勝利で試合的にも凄く疲れたんですけれども、疲労よりも嬉しさの方が勝った試合で凄く楽しかったです。あとは、1年生の時に出た選手権の京都府予選決勝の時で、延長戦で自分がゴールに絡めたというのもありましたし、厳しい試合だったんですけれども、最後の最後で勝ち越しゴールをチームとして決めれたのが凄く嬉しかったです」

―憧れのサッカー選手は?
「海外やったらレヴァンドフスキ選手で、日本人だったら上田綺世選手です。レヴァンドフスキ選手は凄い万能型のFWで、前で起点を作ることもできますし、しっかり自分でゴールを決めることもできる。ブンデスリーガで得点王を取ったりできているのは、ゴール前以外の部分でも仕事ができるからゴール前で自分のところにボールが返って来ると思うので、そういうところを僕も目指していきたいと思っています。上田綺世選手は裏の抜け出しのタイミングが上手くて、『そういうタイミングで行くの?』とか、『そういう抜け出しするんや!』みたいなのを、プレーの中でしはるのでそこを目標にしています」

―自信のあるプレーはどんなプレー?
「僕の持ち味はやっぱり裏への抜け出しだと思うので、抜け出しからのシュートの多彩さというか、色々なバリエーションからゴールを決められるところは自信があります」

―スマホゲームでやっているゲームは?
「『ウイイレ』と『FIFAモバイル』というゲームをやっています。どっちもサッカーのゲームなんですけれども、選手集めるのが楽しくてやっています。あと『ウイイレ』はチームのみんなで対戦したりするのが楽しくてやっています。(自分は)そんなに強くないです。真ん中よりもちょっと上くらいです。(京都橘で強いのは)山岡未来とか2年の久保颯人とか強いです」

―マイブーム・趣味は?
「特にないんですけれども、一番日常の中でやることは寝ることか、家帰ってドラマとか見ます。(好きなドラマは)前やっていた『ハコヅメ』とか。最近、『Hulu』とか『Netflix』とかでは、昔やっていた『校閲(ガール)』とか色々なものを見ます。刑事ドラマとか『相棒』とかも好きで、結構見ます」

―好きな女性タレント・芸能人は誰?
「(『ハコヅメ』にも出演していた)永野芽郁さんが好きです。あと芸能人はナダルさんが好きです。永野芽郁さんはとても可愛いと思います。ナダルさんは凄い面白くて、コロチキのYoutubeとかがあるんですけれども、そこで毒づいているのが好きで見ています」

―高校での会心のプレーはどの試合のどのプレー?
「(プリンスリーグ関西の)阪南(大高)戦の自分たちが4-2で勝った試合なんですけれども、その時に今年、初めて自分がチームのためになったかなと思いますし、一番良かったと思います。ゴールの部分でしっかりプリンスリーグで結果を残せたのもその試合だけなんですけれども、そこで点を取れて勝てたというのも大きかった試合で、そこから少し調子も上がってきたりしたので、その試合が一番良かったと思います」

―体力テストの成績は?得意な種目は?
「多分Aやと思います。得意な種目は、あまりパワーがないのでハンドボールとかは苦手なんですけれども、反復横跳びとかは結構得意だと思います。10点の評価よりは全然上やったのは覚えています」

【J内定選手一問一答】より
―浦和レッズ内定が決まった時、まず思ったことは?
「最初はとても嬉しかったんですけれども、浦和レッズの選手として来年からやっていく中で、『今のままじゃダメ』とか、『もっと頑張らないとダメ』とかそういう気持ちの方が強くて、まずは高校の残りの生活でプロでやれる土台というのを作らないとダメだなとその時思いました」

―浦和レッズに決めた理由を教えて下さい。
「浦和レッズに決めた理由は、練習から強度が高くて、レベルも凄く高くて、日本代表の選手だったり、経験のあるたくさんの選手がいて、その中で練習に何回が参加させて頂いた中で、自分がとても成長して帰ってこれたので、『(レッズならば)毎日成長できるかな』ととても実感したので、そこで『レッズに行きたい』という気持ちになりました」

―レッズの好きなところは?
「サポーターが凄く熱狂的で、あの中でプレーしたいという気持ちと、そこで点を獲ったらどれだけ嬉しいのかなというワクワク感が好きです」

―自分の最も半端ないところは?
「半端ないところは、他のFWとはちょっと違うかなというところがあって、自分は性格的に『The FW』の選手じゃないと思うんですけれども、周りを活かしたり、自分も活きたり、色々な風にできるかな、その中で自分も点を獲れるかな、というのがあります」

―その特長はどうやって磨いた?
「中学時代、セレッソ大阪にいた時も色々なFWと2トップを組んでいて、それぞれタイプが違ったので、その選手にしっかりと合わせようという気持ちがあったり、あとはSHとか、小学校の頃にボランチをやったり、色々なポジションを昔やらせてもらったお陰でゴール以外のプレーとか、頭が身に付いたと思います」

―自分が理想としているプレーは?
「自分の持ち味は背後への抜け出しなので、そこへどんどんパスを出してくれる選手やクロスとか自分の持ち味を出してくれる選手が橘にもいっぱいいるので、そういう選手とやれたら良いプレーが出せると思っています」

―今シーズンの自分の良いところと悪いところは?
「今シーズンは前で起点を作るところだったり、守備が少し改善されたかなと思っていて、そこは良いのかなと思うんですけれども、今シーズンは自分としても結果を残せていないし、チームとしても残せていない。チームとして結果を残せていないのは自分の責任でもあるし、キャプテンとして色々な気持ちを持って試合には挑んでいるんですけれども、そこが上手くプレーに表現できていないのが良くないところだと思っています」

―自分にとってのライバルは?
「セレッソの小河詩朋選手で、中学校からの良いチームメートでもあり、ライバルであって、高校でも連絡を取り合っているんですけれども、一緒にやりたいという気持ちはあるんですけれども、お互い負けたくないという気持ちもあって、凄く良い関係やと思います」

―自分がプロで対戦したい相手は?
「セレッソの瀬古歩夢選手です。中学時代に下でずっと見ていて、見ているだけでもレベルの差を凄く感じて。今やってみて、どれだけやれるのか、やってみたいです」

―自分にとって選手権とは?
「去年、自分が注目してもらった場なので、1、2年生にとって凄く進路でも大事だと思うし、3年生にとっては最後の大会で、ずっと選手権夢見てサッカーをしてきてそこに全員で行きたいし、橘がまだ優勝していないので僕らの代で優勝したいと思っています」

―プロ1年目の目標と将来の目標は?
「プロ1年目の目標は選手として活躍することはもちろんなんですけれども、今のままやったら活躍できないと思うので、練習の中でしっかりと努力をして、周りの選手からたくさんのものを吸収して、体作りとか自分のプロとしてのベース作りというか、プロとしてやって行ける選手になることが1年目の目標です。将来はレッズで活躍して、ワールドカップとかそういう世界と戦う舞台に立ちたいです」

―サポーターへのメッセージを。
「京都橘高校の木原励です。来年から浦和レッズの一員として戦って行きます。相当な覚悟と責任を持って、向かっていきたいと思っているので、応援よろしくお願いします!」

(取材・文 吉田太郎)
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