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仙台は今節にも降格決定か…手倉森監督「万事休す」「非常に申し訳ない気持ちでいっぱい」

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仙台を率いる手倉森誠監督 ※写真は過去のもの

[11.20 J1第36節 仙台0-2湘南 ユアスタ]

 ベガルタ仙台は0-2の敗戦。他会場の結果次第で、今節のJ2降格が決まる。試合後、手倉森誠監督がフラッシュインタビューに応えた。

 残り3試合で残留に望みをつなぐ19位・仙台は、ともに残留争いを演じる15位・湘南と対戦。序盤に失点を喫すると、後半にも2失点目を決められ、0-2で敗れ去った。他会場の清水エスパルスがサンフレッチェ広島との試合で引き分け以上で終わると、仙台は2009シーズン以来のJ2降格が決定する。

 試合後、手倉森監督は「先制点を取られてしまったところで、湘南は少し守備意識が高まった中で、自分たちがボールを持って、ボールを持てた状況での精度を欠いた。後半の立ち上がりで修正しつつ、決定機を決め切れなかった中で、交代の矢先、横パスを取られて2失点目。その時点で万事休すだった」と振り返る。「最後は少し、慌ててしまった試合展開だったのはもったいなかった」と肩を落とした。

 選手たちの様子については「みんな悔しい思いをしていますし、全力で戦ってくれたんだと思います」と言葉少なく語る。「限りなく厳しい。きょう勝てなければある程度の覚悟はしなければいけないし、選手たちとはミーティングで負けたら終わりだと、生きるか死ぬかの戦いを勝ち取ろうって言っていた。厳しいこの結果を、しっかり受け止めようっていう話は、いま選手たちの前でしてきました」と口にした。

 20シーズンは降格圏内にいながらも、新型コロナ禍の特別レギュレーションにより降格はなし。木山隆之前監督の退任により、手倉森監督が8シーズンぶりに復帰。しかし、今シーズンも建て直すことはできなかった。

 手倉森監督は今シーズンを振り返り、「去年から続く不振を建て直す、震災から10年目で自分が戻ってきて、それを果たすべく、去年からの挽回は何が何でもJ1に残ることだと話していたんですけど、その状況が限りなく厳しくなってきたということで、非常に申し訳ない気持ちでいっぱい」と吐露。その上で、クラブの未来を口にする。

「ただ、今年一年こうして苦しいシーズンだったのは、今年急に苦しくなったわけではなくて、クラブの歴史の流れでそうなった」

「一度J1に上がって長く居続けたその中で、こういう厳しい結果が出たときにまた奮い立って、新しいベガルタ仙台のクラブづくりが始まるんだというところだと思います。クラブの歴史は続くし、チームは存続するし、生まれ変わらなければいけない。サポーターとスポンサーとクラブ、地域、すべてが生まれ変わる覚悟を持つべきだと思います」

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