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[MOM3685]奈良育英DF岡橋達希(3年)_180cmCBが弾く力発揮し、完封。守備苦手のトップ下からDFラインの要に

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奈良育英高CB岡橋達希は弾く力を発揮し、無失点勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.20 プリンスリーグ関西プレーオフ1回戦 奈良育英高 0-0(PK4-3)京都共栄高 J-GREEN堺]

 奈良育英高はPK戦でGK吉留匠輝(3年)がビッグセーブ。献身的に役割を全うした前線、中盤の選手たちの奮闘も光ったが、特にDFラインの選手たちは梶村卓監督が「DF全員に(マン・オブ・ザ・マッチを)与えたい」というほどのパフォーマンスだった。

 中でもCB岡橋達希(3年=ポルベニルカシハラSC出身)は押し込まれる時間が長い展開の中で「良く弾いてくれた」(梶村監督)。タフに跳ね返すという部分で力を発揮し続けるDFの存在は、この日も奈良育英にとって大きかった。

 岡橋は「ボクはヘディングがはじめずっと弱かったので、そこが課題やったんですけれども、毎日ヘディングをして自信になって、きょうも最後は相手がロングボールを蹴ってきてという形になったけれど、そこは自信を持っていって(チームの)勢いを出せたかなと思います」と振り返る。

 180cmの長身DFだが、元々はトップ下のプレーヤー。身体が大きくなり、昨冬、CBへコンバートされた。「正直守備は苦手だった」と振り返るが、「球際で勝った時とか空中戦だったりゴール前でシュートブロック行くとか一番楽しい。今はCBの方がしっくりきます」と微笑む。CBセルヒオ・ラモスの動画などをチェックして学習。そして、自分の強みをチームのために発揮し、選手権予選優勝。そしてプリンスリーグ関西参入も決めた。

 岡橋は「恵達はいつも気持ちがあって、右に行ったら競ってくれるので安心してカバーに入ろうと」と信頼するCB村田恵達(3年)とともに最終ラインの要。選手権でもチームのために身体を張る覚悟だ。「選手権では個人としては競り合いで絶対に負けない。この1か月まだあるので強化していきたい。チームとしては全員攻撃・全員守備で、切り替えの速さをもっと質を高めて一勝一勝していきたい」と誓った。

(取材・文 吉田太郎)
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