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“タイガー軍団”が2年ぶりの選手権へ! 前橋育英は守屋練太郎が決勝弾、桐生一との因縁対決を制す

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 第100回全国高校サッカー選手権の群馬県予選は23日に決勝を開催した。前橋育英高桐生一高の対戦は、前橋育英が1-0で勝利。2年ぶり24度目の選手権出場を決めた。

 2017年度の選手権優勝校である前橋育英は、昨年度の県予選3回戦で桐生一に敗戦。群馬県の王座を7年ぶりに明け渡していた。一方、桐生一も準決勝で敗戦。前橋商高が16年ぶりに選手権出場を決めていた。

 今年度は4度目の対戦となる両者。序盤から互いのゴール枠内にシュートを打つ拮抗状態となるも、少しずつ前橋育英が攻勢を強める。V・ファーレン長崎加入内定のMF笠柳翼(3年)やFW守屋練太郎(3年)を中心に攻撃を構築。しかし、得点を決めることはできない。桐生一もFW寶船月斗(3年)を起点に反撃を仕掛けるが、前半はスコアレスで折り返した。

 後半序盤は、前橋育英が前線からプレスを仕掛け、即時奪回からのカウンターで何度もチャンスを作る。一方、桐生一も決定機。後半9分、寶船が右サイドを突破して中央に折り返す。MF関根大就(3年)がPAライン上からシュートを合わせるが、惜しくもゴール右外に逸れていった。

 長く続いた均衡は、後半13分に崩れる。前橋育英は中盤でパスを受けた笠柳が最前線に優しいスルーパス。反応した守屋がPA中央で右足を振り抜くと、ゴール左隅にシュートを突き刺し、待望の先制点を手にした。

 追いかける桐生一は後半19分、カウンターからゴールに迫る。FW吉田遥汰(3年)が猛然とPA内をめがけてドリブルで進むが、DF桑子流空(3年)のスライディングに阻まれる。30分にはDF倉上忍(3年)がPA左から左足シュートを放つが、ゴール右外に外れていった。

 前橋育英が1点を守り切り、試合はそのまま1-0で終了。昨年度の雪辱を果たし、2年ぶりの群馬県制覇を成し遂げた。

 12月28日に開幕する第100回全国高校サッカー選手権はすでに組み合わせが決定済み。前橋育英は29日、1回戦で草津東高(滋賀)と対戦する。

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