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創設6年…J3参入決定のいわきFCが声明「現状維持は衰退だと思っています」

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2016年、発足当初のいわきFC

 いわきFCは25日、Jリーグ理事会により入会が承認され、来季のJ3参戦が正式決定した。

 運営会社『いわきスポーツクラブ』の大倉智代表取締役と、親会社にあたる株式会社ドームの安田秀一代表取締役CEOが公式サイトを通じて声明を発表している。

▼いわきスポーツクラブ 大倉智代表取締役
​クラブの設立から6年。長年日本のサッカー界を支えてきたJFLという歴史あるリーグを勝ち抜き、Jリーグへの参入を果たせたことは、正直ほっとしていますし、嬉しく思っています。これまでの道のりで、多くのファン・サポーターの皆様に支えられ、多くのスポンサー様に支えられ、ホームタウン行政の皆様の理解に支えられ、多くのメディアの皆様の発信に支えられてきました。この場をお借りして御礼を申し上げます。特に、Jヴィレッジをホームスタジアムにするということへの福島県関係者の皆様のご理解がなければ、Jリーグの参入は成しえないことでした。改めて感謝を申し上げます。これからは、全てにおいてステージが変わります。現状維持は衰退だと思っています。「スポーツを通じて社会価値を創造する」というクラブのビジョンを地域の皆様と共にさらに推し進めていく覚悟です。サポーターの皆様が掲げてくださっている横断幕にある『浜を照らす光であれ』という言葉。光の捉え方は様々だとは思いますが、皆様の光になれるように全身全霊頑張っていく所存です。これからも、末永くよろしくお願いします。

▼株式会社ドーム 安田秀一代表取締役CEO
​「Jリーグ入りを目指さない」という挑戦的な姿勢を貫いてきましたが、Jリーグ参入の承認をいただけたこと、リーグのご寛容に、まずは心より感謝申し上げます。あくまでいわきFCの目標は「スポーツを通じて地域社会を豊かにする」ことであり「復興から成長へ」の貢献することであり、「いわき・双葉郡を東北一の都市にする」ことであります。改めて書き並べると、目眩すらしそうな壮大な目標で、実際に企業としてはここ数年、大変な困難を迎えておりました。​そんな中、田村監督率いるチームが、立ちはだかる困難を一つひとつ打ち砕くように、国内屈指の厳しいリーグであるJFLにおいて一つひとつ勝利を積み重ねてくれました。いわきFCの運営会社である株式会社いわきスポーツクラブ、親会社である株式会社ドームも、チームの積み重ねる勝利に多いなる勇気をもらい、困難に立ち向かうことができました。それはあたかも「スポーツが会社を豊かにする」という状態でした。コロナ禍により、我々の暮らしは大変厳しい状態を強いられ、多くの人々へ価値観の変化をもたらしました。家族とすらまともに会うことができない環境の下、僕はスポーツの果たす役割、地域社会の果たすべき役割の重要性を改めて知ることになりました。人々は、寄り添い、支え合い、励まし合い、ともに泣き、ともに笑い、温かい心と寛容性をもち、自由自在に幸せを追求すべきだと実感しました。これからもいわきFCが、いわきや浜通りの人々の心をつなぎ、ライバルチームの地域の方々の心をも一つにするような熱い戦いを通じて社会を豊かにすること、プロサッカーチームのある街に産まれくる子供たちのかけがえのない誇りになること、そんなことを胸に抱きながら、そして何よりスポーツの可能性を信じて、皆様ととも次のステージに向かいたいと思っております。引き続き、熱い熱いご支援、ご声援のほど宜しくお願いいたします。

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