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最後の最後にドラマ!! 清水、劇的AT決勝弾で残留に大きく前進…浦和はホーム最終戦を白星で飾れず

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清水エスパルスが劇的な勝利

[11.27 J1リーグ第37節 浦和 0-1 清水 埼玉]

 J1リーグは27日、第37節を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズ清水エスパルスが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半アディショナルタイムにMF中村慶太が得点した清水が1-0の完封勝利を収めた。

 MF阿部勇樹が現役引退、DF槙野智章、DF宇賀神友弥が退団と、長らくチームを支えてきた3選手が今季限りで去る浦和はホーム最終戦を迎える。11月20日の第36節横浜FM戦(○2-1)から先発1人を入れ替え、DF酒井宏樹らを先発起用。一方、監督交代後、2戦1勝1分と勝ち点を積み上げて残留圏をキープする清水は第36節広島戦(○1-0)から先発の入れ替えはなく、同試合と同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 徐々にホームの浦和がボール保持率を高めるが、高い集中力を保つ清水が簡単には縦パスを通させずに攻撃をスピードアップをさせない。しかし、前半18分に清水をアクシデントが襲い、負傷したDF井林章がプレー続行不可能と判断され、DFヴァウドとの交代を余儀なくされた。

 浦和がボールを保持する展開は変わらないが、飲水タイム明けに清水が前線からの圧力を強め、敵陣深くまでボールを運べない時間帯が続く。前半36分にはMF伊藤敦樹が果敢にPA外から狙うも、シュートはゴール左に。前半45分には清水がゴールを脅かす。右サイドから切れ込んだFW鈴木唯人が浦和守備陣を翻ろうして左足でフィニッシュも、好反応を見せたGK西川周作に弾き出されてしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、浦和はMF小泉佳穂、清水はMF中山克広をピッチへと送り込む。浦和が押し込んで試合を進めるものの清水守備を攻略し切れずに、なかなか決定機を創出できない。逆に同21分にはカウンターから清水がゴールに迫り、ドリブルで運んだ鈴木唯人のラストパスからFWチアゴ・サンタナが枠を捉えるシュート。しかし、西川に阻まれてネットを揺らすには至らなかった。

 その後、両チームともに選手交代を行い、状況を打開しようとする。すると、後半アディショナルタイムに清水に劇的弾。左サイドでボールを受けたDF山原怜音のラストパスを受けたMF中村慶太が豪快なミドルを突き刺し、清水が1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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