beacon

勝ち点3手繰り寄せた劇的な一撃…清水MF中村慶太「決められて良かった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

清水エスパルスMF中村慶太

[11.27 J1リーグ第37節 浦和 0-1 清水 埼玉]

 残留に向けて大きな勝ち点3をもたらす決勝ゴールを叩き込んだ。清水エスパルスMF中村慶太は「決められて良かった」と喜びを表した。

 ベンチスタートとなった中村に出番が訪れたのは、0-0で迎えた後半33分だった。浦和にボールを保持される展開だったこともあり、「なかなか主導権を握れない中で、ワンチャンスをものにしよう」とピッチへと向かう。

 すると、後半アディショナルタイムに大仕事をやってのける。左サイドでボールを受けたDF山原怜音がPA内に持ち込むと、自身はPA外で待ち構えてパスを呼び込む。トラップでボールを落ち着けると、「トラップして時間をおいたらブロックされると感じていた」とすぐさま右足を一閃。勢いよく飛び出したボールはネットに突き刺さり、値千金の決勝ゴールが生まれた。

 第37節でようやく生まれた今季初ゴールは、あまりにも貴重な得点に。「今年、なかなか結果を出せていなかったし、試合にもケガなどで絡めなかった」と振り返りつつ、「うまくミートして良いコースに飛んで良かったし、勝利を手繰り寄せられて嬉しい」と白い歯を見せた。

 勝ち点3を上積みしたチームは順位を15位に上げ、降格圏の17位徳島と勝ち点3差で最終節を迎える。最終節C大阪戦では引き分け以上で文句なし、自力での残留が決定するが目指すはもちろん勝利だ。「ホームでファン・サポーターの皆さんの応援は力になる。最終節しっかりホームで勝って残留を決められるように頑張ります」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP