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優勝を喜んだ一方、課題も実感。U-16日本代表候補の“大器”MF石渡ネルソンは「自分を見つめ直してまた選ばれるように」

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183cm、71kgの大型ボランチ、U-16日本代表候補MF石渡ネルソン(C大阪U-18)

[11.28 Jヴィレッジドリームカップ U-16日本代表候補 3-2 U-17日本高校選抜 Jヴィレッジ]

 183cm、71kgの大型ボランチ、U-16日本代表候補MF石渡ネルソン(C大阪U-18)は劇的な優勝を喜んだ後、自身の課題についてコメントした。

「高校選抜と試合をして特にフィジカル面での課題が見つかったので、チームに帰って自分を見つめ直してまた選ばれるように頑張りたいです」

 優勝を懸けたU-17日本高校選抜との最終戦にダブルボランチの一角として先発出場。前半はMF佐々木奏太(札幌U-18)、後半にはMF幸喜祐心(琉球U-18)とコンビを組んでプレーした。

 前半から良くボールに絡んでビルドアップ。味方のパスコースを作り出し、柔らかいボールタッチとパスで攻撃にリズムを生み出した。効果的なサイドへのパスも活用しながら攻撃。加えて、2-2で迎えた試合終盤には、2度3度と競り合いでボールをもぎ取るなど迫力のある動きも見せて勝利に貢献した。

「前回の代表キャンプでは対外試合で1勝しかできなかったので、その分、『今回は絶対優勝してやろう』という気持ちがすごく強かったです」という気持ちを表現して優勝を果たした。フランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)を憧れの選手に挙げる大型ボランチは、所属するC大阪U-18でSBとしても奮闘中。28年ロサンゼルス五輪の主役候補はまず、「また選ばれるように」自身を磨き続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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