フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は29日、2021年ヤシン・トロフィーの受賞者を発表し、パリSGのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが選出された。

　2019年に新設されたヤシン・トロフィーは世界年間最優秀GKに贈られる賞で、GKとして史上唯一バロンドールを受賞している元ソ連代表のレフ・ヤシン氏にちなんで命名。GKを対象に歴代のバロンドール受賞者が審査員となり、選定される。

　ドンナルンマはミランに所属していた2020-21シーズンに公式戦48試合に出場し、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の出場権獲得に貢献した。今夏のEURO2020では決勝までの全7試合にスタメン出場。イタリアを53年ぶりの優勝に導くとともに最優秀選手賞を受賞し、大会後にパリSGへ移籍した。

　フランス紙『レキップ』によると、ドンナルンマは「信じられないほどの感動だ。努力が報われたことを誇りに思い、嬉しく思う。僕のコーチ陣、イタリア代表の人々、ミランの人々、そしてもちろん今のパリSGの人々に感謝ている。(元イタリア代表の名GK)ディノ・ゾフと比較されるのは最高だ」とコメント。「このトロフィーを再び獲得するため、努力を続けなければならない」とさらなる成長を誓った。

受賞を喜ぶGKジャンルイジ・ドンナルンマ

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