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JFAがバイエルンとパートナーシップ契約更新、カーンCEO「緊密な交流をしていく必要があります」

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 日本サッカー協会(JFA)は30日、バイエルンとのパートナーシップ契約を更新したと発表した。新たな契約年数は2024年までの3年間。「両者の関係強化や日本およびバイエルンにおけるサッカー発展のため、今後さらに積極的に相互協力を図っていきます」としている。

 JFAはパートナーシップにおいて、以下の5点で関係強化を進めていくという。

・JFAアカデミーとバイエルンアカデミーとの関係強化、育成分野での情報交換・交流
・トップチームレベルでの連携強化・交流
・グラスルーツプログラムの実施・交流
・日本のアンダーカテゴリー代表向けサポート
・オンラインワークショップ開催

 パートナーシップ契約の更新にあたり、バイエルンとJFAは声明を発表した。

▼バイエルンCEO オリバー・カーン氏
「日本はアジアにおけるサッカーの強豪国です。2002年のFIFAワールドカップでは、日本人のサッカーに対する情熱を身をもって体験することができました。日本サッカー協会との連携を継続することとなり、世界トップクラスの選手を育成するという共通の目標を達成するためにも、今後は緊密な交流をしていく必要があります。なお、ワールドクラスの活躍を見せる熊谷紗希選手が現在FCバイエルン・ミュンヘン女子のトップチームに所属していることをとても誇りに思っています」

▼バイエルンマーケティング・ディレクター アンドレアス・ユング氏
「FCバイエルン・ミュンヘンにとって、日本はとりわけ魅力のあるマーケットです。FCバイエルンは数年前、日本で一つ目となるFCバイエルン ツネイシサッカースクールを開校しました。今回のパートナーシップ協定延長を通じ、FCバイエルン・ミュンヘンの海外戦略を強化していきたい所存です」

▼JFA 田嶋幸三会長
「この度のFCバイエルン・ミュンヘンとのパートナーシップ協定の延長を大変うれしく思います。FCバイエルン・ミュンヘンは世界でもトップの中のトップに位置するクラブで、選手育成やチーム強化策など学ぶべきことが多くあります。2018年にパートナーシップ協定を締結して以降、同クラブとさまざまな分野で連携していますが、中でも育成年代の選手派遣を通じて指導方法や選手の才能の見分け方など、非常に貴重な情報を共有していただいています。現在、熊谷紗希選手が女子のトップチームに所属していますが、今後は女子も育成年代の選手を派遣し、それぞれの発展に生かしていきたいと考えています。このパートナーシップ協定が両者にとって実り多きものになることを確信しています」

▼JFA 反町康治技術委員長
「FCバイエルン・ミュンヘンというドイツやヨーロッパのみならず、世界でも有数のビッグクラブとの提携を3年間延長できたことをとてもうれしく、光栄に感じています。JFAの技術委員会としては、代表強化、ユース育成・強化、指導者養成、普及の“四位一体”を掲げておりますが、こうした考え方をFCバイエルン・ミュンヘンの方々と共有し、いろいろなアイディアを分かち合うことは今後の日本のサッカーの発展に重要なことだと考えています。お互いの交流をより深めて、今後も良好な関係をつくっていきたいと考えています」

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