beacon

フィオレンティーナの至宝ヴラホヴィッチを巡り会長がけん制「脅しに屈しない」…代理人に不快感も

このエントリーをはてなブックマークに追加

フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長が2日、イタリアラジオ局『Radio 24』のインタビューに応じ、ビッグクラブから注目を浴びる21歳FWドゥシャン・ヴラホヴィッチについて語った。

ヴラホヴィッチは今シーズン、15試合を終えてリーグトップの12ゴールをマーク。8勝7敗で6位につけるフィオレンティーナをけん引する。そんな若きセルビア代表FWには、ビッグクラブから熱視線が注がれており、フィオレンティーナは来シーズン終了後に期限を迎える契約の延長を模索してきた。だが、代理人との交渉は進まず、コミッソ会長は警戒を強めた。

「問題は解決したか? まだ終わっていない。もちろん私は彼や代理人、他の誰からの脅しにも屈しないつもりだ。ユヴェントスに行くのか、アーセナルへ行くのか、世界のどこへ行くのかは分からない。だが、私はすべての人へ伝えておきたい。彼の所有権を持っているのはフィオレンティーナだ」

「もし選手を獲得したければ、彼の代理人ではなく、我々と話をしなければならない。私はヴラホヴィッチに対しても、誰に対しても支払いを滞らせたことはない。だからこそ、リスペクトは払ってもらいたい」

そしてフィオレンティーナ会長は、近年権力を強めつつある代理人らに不快感を示した。
「FIFAやUEFA、FIGC(イタリアサッカー連盟)やレーガセリエAなどと話をしたが、代理人に関して規定を作る必要がある。私はイタリアのカルチョを救いたい。ここはまるで西部劇のような状況になっている。中には、10%どころか20%の手数料を要求してくる代理人もいる。なんて世界になってしまったんだ」

「このままではやっていけない。例えば、私はヴラホヴィッチの退団を望む連中に追い詰められている。(ジャンルイジ)ドンナルンマの件も振り返ってみて欲しい。クラブはこうした若手に実力を示す機会を与えたはずが、どんな結末を迎えたのか。“ノー”を突き付けるべき時が来た」

●セリエA2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP